1999 Fiscal Year Annual Research Report
日本・東アジア地域と北米地域の経済成長パターン及び経済統合に関する理論実証研究
Project/Area Number |
09430011
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
篠原 総一 同志社大学, 経済学部, 教授 (30121594)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
阿部 茂行 京都大学, 東南アジア研究センター, 教授 (60140076)
藤原 秀夫 同志社大学, 商学部, 教授 (10104613)
西村 理 同志社大学, 経済学部, 教授 (30104607)
浅子 和美 一橋大学, 経済研究所, 教授 (60134194)
高阪 章 大阪大学, 大学院・国際公共政策研究科, 教授 (00205329)
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Keywords | 経済成長 / 経済統合 / アジア・太平洋経済 / 金融自由化 / 通貨危機 / 貿易構造 / 対外直接投資 |
Research Abstract |
1.本プロジェクトは、99年8月24日から26日までの3日間、中国西安市・西北大学で国際コンファレンス「中国と日本の経済改革について」を、中国西北大学経済学会・国際交流学院と共同で開催した。これに、研究代表者と研究分担者の一部が出席し、本研究の研究成果の一部を報告して中国の研究者からのリファーを受けるとともに、討論に参加した。このコンファレンスは、日本経済が低迷状態を脱しきれず中国経済も先の全人代でも議論された諸々の問題を抱えるなかで開かれ、日中双方の参加者にとって有意義なものとなり、本プロジェクトの課題遂行の上でも重要な位置づけをもつものとなった。 本プロジェクトからの参加者と報告論題は以下の通りである。 篠原総一「日中両国のマクロ経済の展開と構造改革」 西村 理「日本企業のコーポレート・ガバナンス-新たな有効性を求めて-」 藤原秀夫「日本と中国の金融改革について」 阿部茂行「自動車産業の日中比較」 浅子和美「財政構造改革と日本経済」 地主敏樹「コーポレート・ガバナンスについて-日来比較を中心に-」 2.本プロジェクトの研究期間は、今年度で終了する。研究の総括としてこの間、研究代表者及び研究分担者は、機会あるごとにそれぞれの研究成果について交流を重ねてきた。 これについては、後に提出する「研究成果報告書」において明らかにする。 3.別紙に記載したように、主要な研究分担者は引き続き研究課題についての研究を重ね、その成果を公表する以外に、各種研究会、セミナーなどで研究成果を発表している。
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Research Products
(17 results)
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[Publications] 篠原 総一: "景気対策はなぜ機能しなくなったのか"経済セミナー. No.539. 10-14 (1999)
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[Publications] 篠原 総一: "米国の労働生産性をどうよむか"ECO-FORUM. Vol.18,No.4. 14-19 (2000)
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[Publications] 西村 理: "日本企業のコーポレート・ガバナンス:新たな有効性を求めて"同志社大学アメリカ研究所編『現代国際経済研究』(晃洋書房),所収. 149-170 (2000)
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[Publications] 藤原 秀夫: "国際通貨と基軸通貨の理論"同志社商学. 51巻3号. 321-348 (2000)
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[Publications] 藤原 秀夫: "対外債務と南北間の相互作用"同志社商学. 51巻4号. 230-251 (2000)
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[Publications] 植田 宏文: "マクロ経済における貸出市場および証券市場"同志社大学アメリカ研究所編『現代国際経済研究』(晃洋書房),所収. 16-40 (2000)
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[Publications] 植田 宏文: "企業金融と景気動向"同志社商学. 51巻5/6号(近刊). (2000)
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[Publications] 高阪 章: "Macroeconomic Management under the Increasing Capital Market Integration in the Asia Pacific Region: Beroid the Tom Yam Effect"S.Motamen-Samabion and C,Garredo,eds.,Emerging Mardet:Past and Present Experiences.and Future Prospects, MacMillan Press. 73-96 (1999)
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[Publications] 高坂 章: "金融グローバル化とアジア経済危機"国宗浩三編『アジア通貨危機』(アジア経済研究所),所収. 23-46 (2000)
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[Publications] 阿部 茂行(共著): "Economic Development and Malaysian Public Policies"G.Adams& W.K.Jomes,eds.,Public Policies in East Asian Development, Praegen .(with Azmi Setapa). 163-172 (1999)
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[Publications] 阿部 茂行: "Export and Direct Foreigh Investment Links: A Three Country Comparison"M.Kreinin, S-Abe and M.Plummer. eds.,I hternational Economic Links and Policy Formation ,Elsevire, forthcoming. (forthcoming). (2000)
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[Publications] 阿部 茂行: "Deregulation and the Tokyo Big Bang: Where Japan is Going?"M.Kreinin S Abe and M.Plummer.eds.ibid.. (forthcoming). (2000)
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[Publications] 浅子 和美: "財政構造改革と日本経済"経済研究. 50巻3号. 238-248 (1999)
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[Publications] 浅子 和美: "戦後日本のマクロ安定化政策"社会科学研究. 51巻2号. 19-42 (2000)
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[Publications] 浅子 和美(共著): "アジア諸国間の株価連動性"生活経済学研究. 15巻. 41-56 (2000)
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[Publications] 地主 敏樹: "1980年代後半以後の日本の金融政策"国民経済雑誌. 181巻1号. 83-104 (2000)
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[Publications] 藤原 秀夫: "為替レートと対外不均衡の経済学"東洋経済新報社. 227 (1999)