1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09430027
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Research Institution | Ryukoku University |
Principal Investigator |
人見 勝人 龍谷大学, 経営学部, 教授 (40016308)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石倉 弘樹 京都大学, 工学研究科, 助手 (30252472)
由良 憲二 電気通信大学, 電気通信学部, 助教授 (50158341)
太田 雅晴 大阪市立大学, 商学部, 教授 (00168949)
奥田 和重 小樽商科大学, 商学部, 教授 (50152418)
大橋 和正 岡山大学, 教育学部, 助教授 (10110248)
中島 勝 京都工芸繊維大学, 繊維学部, 助教授 (70029297)
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Keywords | 循環型産業システム / マニュファクチュアリング・エクセレンス / 産業ネットワーク / 産業連関分析 |
Research Abstract |
循環型ネットワークに関して,物の流れと情報の流れおよびそのネットワークの経済性評価の観点から研究を進め以下の結果を得た. 1.製造部品の耐用年数との観点から,部品再利用への4つのリサイクル・ルート,すなわち自社製品への部品のリサイクル,同業者への部品リサイクル,異業種製品への部品リサイクル,部品の再資源化リサイクルを明らかにした. 2.物の流れの製造循環チャートを示し,部品再生エネルギー最小化を目指した物の流れ方を考察した. 3.既存の情報システム開発方法論による,循環ネットワーク支援システム開発の可能性および課題を検討した. 4.経営環境が異なる種々の主体が参画するシステムを有効に機能させるには,インターネット関連技術の応用を図るとともに,その技術下での主体間情報流通,評価システムを開発すること,およびそのための方法論を整備する必要性を明らかにした. 5.生産系産業,還元系産業,家計,自治体を要素とするモデルを考察し,生産系産業の外部経済の内部化,および原因者負担原則に基づく課税制度であるピグ-税とボ-モル・オ-ツ税を検討した. 6.消費者からの使用済み製品の回収率を向上させるため,買取り価格と回収率の関係を線形式で与え,高い買取り価格による製品需要の増加を考慮し,企業の利潤を最大にする買取り価格を明らかにした.
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Research Products
(8 results)
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[Publications] Katsundo Hitomi: "Manufacturing excellence for 21st century production" Technovation. 10・1. 33-41 (1996)
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[Publications] 人見勝人: "マニュファクチャリング・エクセレンス-これからの生産のあるべき姿" 生産管理. 3・1. 1-7 (1996)
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[Publications] 人見勝人, 他: "技術移転による新製品開発" オフィス・オートメーション学会. 18・4-2. 56-59 (1997)
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[Publications] 人見勝人: "日本製造業、特に機械工業の現状と展望" 日本機械学会誌. 100・941. 418-423 (1997)
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[Publications] Katsundo Hitomi: "Manufacturing strategy for future production moving toward manufacturing excellence" Technology Management. 14・6/7/8. 701-711 (1997)
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[Publications] Kazumasa Ohashi: "Dynamic Process Planning System for Machining Operations in an FMS Environment" Proc.of the 14th Int.Conf.on Prod.Res.1. 106-109 (1997)
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[Publications] 人見勝人: "新・生産管理工学-理論・アルゴリズム・例解" コロナ社(東京), 264TXi (1997)
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[Publications] 大橋和正: "ホーム・オートメーションへのアプローチ:生活と情報システム" 大学教育出版, 131 (1997)