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1997 Fiscal Year Annual Research Report

ヘルメットの頭部保護性能とその評価法に関する研究

Research Project

Project/Area Number 09450045
Research InstitutionTokyo Institute of Technology

Principal Investigator

宇治橋 貞幸  東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 教授 (80016675)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 伊能 教夫  東京工業大学, 情報理工学部, 助教授 (70126308)
Keywordsスポーツ・サーフェス / 衝撃吸収 / 落錘試験 / 力学特性 / 官能評価 / 感性工学
Research Abstract

スポーツあるいはレジャー用のヘルメットでは、一部を除いて安全基準が制定されていないため、様々なレベルの性能のヘルメットが市場に出回っている。
本研究では、まず乗車用ヘルメットの安全性を規定しているJISおよび衝撃力をうける頭部耐性曲線(WSTC)を参考にしながら、現在までに提案されている頭部耐性に対する評価指標を調査した。それらの内から有力と思われる指標について、様々な衝撃力波形を創成し、それらを入力加速度波形として演算をおこない取り上げた指標が持つ特性について調査した。その結果、自動車の安全基準などに使用されているHIC指標が、衝撃波形の特徴をよく代表しており、安全基準に使用すべき指標として最も有力であることが明らかになった。
この評価指標調査と併行して、現在市販されている多数のヘルメットを対象として、落錘式衝撃試験機により様々な衝撃条件のもとで試験を行い、人頭模型内に発生した加速度波形を計測した。そして、その結果に対して各種指標による評価を行い、ヘルメットの損傷のパターンや規模と加速度応答波形および指標との関係について調査した。その結果、安全性能として十分でない製品もあり、安全基準の必要性が改めて指摘された。
今後の課題は安全基準において採用すべき指標の絞り込みとスポーツ用・レジャー用ヘルメットの安全性のレベルに対する考え方を確立することにある。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 宇治橋貞幸, 伊能教夫, 小暮拓: "衝撃力をうけるスポーツ用ヘルメットの頭部保護性能" 日本スポーツ産業学会 スポーツ産業学研究第6回学会大会号. 67-70 (1997)

  • [Publications] 宇治橋貞幸, 土井一素, 小暮拓, 伊能教夫: "転倒衝撃をうけるスポーツ用ヘルメットの頭部保護性能" 日本機械学会講演論文集(第10回バイオエンジニアリング講演会). 97・72. 662-663 (1998)

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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