高浮力プリュームに駆動される室内温度場、速度場、濃度場の予測手法の開発

1997 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 09450213
• Research Institution: The University of Tokyo
• Principal Investigator: 加藤 信介 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (00142240)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 石田 義洋 鹿島建設株式会社, 情報システム部, 主査(研究職) ; 半場 藤弘 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (20251473) ; 大岡 龍三 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (90251470) ; 村上 周三 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (40013180)
• Keywords: 高浮力プリューム / 煙流動制御 / 室内空気質制御 / 直接シミュレーション / 乱流モデル

Research Abstract

(1)実験
単純浮力ガスのプリュームと温度変動のあるプリュームの双方を対象とした開放空間での予備実験を行った。測定した乱れ性状から乱流の内部構造を表す各種生産項、消散項、圧力歪相関項、乱流拡散項などの各種の項を評価し、設定条件変更の感度解析など基礎的検討を行った。
(2)シミュレーション
直接シミュレーション(DNS)により低レイノルズ数の浮力プリュームの直接シミュレーションを行った。現状ではまだ断片的ではあるが、乱流モデルの作成のためにデータベースの構築を行った。
(3)乱流モデルの作成
DNSおよび実験結果に基づき乱流モデルのプロトタイプの検討を行った。

Research Products

• [Publications] 刑部知周、加藤信介、村上周三、高橋岳生、小杉茂樹: "自然換気される大規模空間内の火災煙拡散性状に関するCFD解析" 日本建築学会大会学術講演梗概集. D-2. 825-826 (1997)
• [Publications] 大平昇、加藤信介、村上周三: "浮力を考慮した修正k-εモデルによるサーマルプリュームのCFD解析" 第11回数値流体力学シンポジウム講演論文集. 209-210 (1997)
• [Publications] 大平昇、加藤信介、村上周三: "浮力による安定・不安定流れへの適用を考慮した修正k-εモデル" 日本建築学会計画系論文集. 503号. 33-38 (1998)