1997 Fiscal Year Annual Research Report
建築部品生産におけるFMS対応型外装材設計支援システムに関する研究
Project/Area Number |
09450223
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
松村 秀一 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (00199853)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
清家 剛 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助手 (60236065)
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Keywords | FMS / 多品種少量生産 / 建築部品 / 設計手法 / 設計情報 / ディテ-ル / 事故情報 / 設計支援システム |
Research Abstract |
FMS(フレキシブル生産システム)による多品種少量生産は、近年建築部品の分野に導入されるようになったが、現在の部品「選択型」設計ではその能力が発揮できない。また自由にディテ-ルを決定する「自由型」も現状では難しい。そこでその中間として、部品の性能を保ちつつ、設計者の意図を組み込んでいく、「性能担保型」の部品製作形態が必要である。よって本研究の目的は、(1)外装部品の性能を決定づけている属性(形状・寸法等)を調査しすることによって、性能を担保するための属性と設計者が自由に設定できる属性を明確にするための体系的整理を行うことと、(2)(1)の結果を基に、部品生産における外装材設計支援システムのプロトタイプを構築することである。 本年度は設計者が独自に設計、または既存の建築部品を組合わせるなどして設計したディテ-ルについて、その構成と決定理由を調査・収集し、これまでに調査した標準ディテ-ルの構成と決定理由等と合わせ、外周壁の性能を保持するためのディテ-ルの定石を構法・材料を軸に体系的に整理ことを企画していた。 しかし、実際の設計図面などを収集することは難しいため、まず、ある設計組織における事故情報を収集し、外装材・開口部材に関わる事故発生理由を分析・整理した。これを基に、外壁の事故を防ぐため、即ち、外壁の性能を保持するために必要な設計情報と、現状の設計情報の問題点を明らかにした。 また外装メーカーの部品設計手法及び、設計者のディテ-ル設計手法については、サッシに関する情報を収集し整理している。これは来年度の外装材設計支援システムの基本構成を決定するための材料となる。
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