1998 Fiscal Year Annual Research Report
キラルフェロセン環をもつヘテロ元素化合物の構築とその応用
Project/Area Number |
09450340
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Research Institution | KYOTO UNIVERSITY |
Principal Investigator |
植村 榮 京都大学, 工学研究科, 教授 (70027069)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 修 京都大学, 工学研究科, 助手 (10026023)
大江 浩一 京都大学, 工学研究科, 助教授 (90213636)
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Keywords | 有機ジセレニド / セレノ環化反応 / アルケノール / 不飽和カルボン酸 / アルケニルウレタン / ラクトン / N-ヘテロ環化合物 |
Research Abstract |
光学活性な基をもつフェロセン環を含むカルコゲン化合物を合成し(時にはin situで),それを用いてアルケンのジアステレオ選択的分子内オキシセレン化をアミノセレン化に成功した。これにより光学活性エーテル,ラクトン,ラクタム,含窒素複素環化合物の合成が可能となった。また,上記のキラル化合物中のカルコゲン基を還元的に取除く方法を作用させることにより,生成物の絶対構造を明らかにし,この反応の機構に関する知見を得た。成果を論文として完成させ,現在海外誌に投稿中である。
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Research Products
(1 results)
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[Publications] H.Takada, Y.Nishibayashi, S.K.Srivastava, K.Ohe,S.Uemura: "Highly Selective Asymmetric Intramolecular Selenocydisation" Phosphorus, Sulphur and Silicon. 136,137,138合巻. 629-632 (1998)