1998 Fiscal Year Annual Research Report
置換アセチレンからの新しい共役系ポリマーの合成および光・電子機能の開発
Project/Area Number |
09450350
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
増田 俊夫 京都大学, 工学研究科, 教授 (60026276)
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Keywords | 重合 / 置換アセチレン / 遷移金属触媒 / メタセシス重合 / 共役高分子 / エレクトロクロミズム / フォトクロミズム |
Research Abstract |
本研究は、新しい置極ポリアセチレンとして炭化水素系およびヘテロ原子含有アセチレンを合成し、その重合挙動および生成ポリマーの光・電子機能を明らかにすることを目的とする。本年度は、新規モノマーとして種々の含窒素アセチレンを合成し、その重合と生成ポリマーの機能性高分子としての評価を行った。 1. 新規含窒素置換ポリアセチレンの合成-新規モノマーとしてパラ位にジアルキルアミノ基を有するフェニルアセチレンを合成し、Rh触媒による重合を行った。その結果、窒素上の置換基がブチル基のような長鎖アルキル基の場合、可溶性のポリマーが良好な収率で得られることを見い出した。生成ポリマーは黄緑色に着色しており、また電気化学的にドープすることによってその吸収波長が長波長側ヘシフトすることが分かった。すなわち、生成ポリマーはエレクトロクロミズム効果を示し、新しい表示材料としての応用展開が期待される。 2. 含窒素芳香環をもつ置換ポリアセチレンの合成-含窒素芳香環であるインドリル基をもつ一置換アセチレンの重合を検討した結果、環上の置換基(メチル基)の置換位置によって重合挙動が大きく影響されることを見い出した。適当な位置にメチル基をもつイーンドリルアセチレンはRhやFe触媒によって速やかに重合し、高重合体を与えることが分かった。生成ポリマーは450〜500nm付近に吸収極大をもち、ある程度の主鎖共役をもっていることが分かった。
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[Publications] Toshiya Sugimoto: "Synthesis and Properties of Poly(phenylacetylene)s Having Dialkylamino Groups" Polym.Bull.42 (印刷中). (1999)
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[Publications] 野村亮二: "置換ポリアセチレン-設計、合成、機能-" 高分子加工. 48,1. 8-14 (1999)
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[Publications] R.Hidayat: "Photoluminescence and Electroluminescence in Polymer Mixture of Poly(alkylphenylacetylene) and Poly(diphenylacetylene)....." Jpn.J.Appl.Phys.37,2. 180-183 (1998)
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[Publications] S.V.Frolov: "Microlasers and Micro-LEDs from Disubstituted Polyacetylene" Adv.Mater.10,11. 869-872 (1998)
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[Publications] Q.Zheng: "Efficient Green Electroluminescent Cells Using a Poly(p-phenylene vinylene) Multiblock Copolymer Sandwiched between Carrier....." Synth.Met.95,1. 13-15 (1998)
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[Publications] Tomoaki Sata: "Polymerizatin of Propynes Bearing Diphenylamino or Indolyl Groups" Polym.Bull.41,4. 395-399 (1998)