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1997 Fiscal Year Annual Research Report

船舶操縦性能の実用的な推定法の開発に関する研究

Research Project

Project/Area Number 09450375
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

貴島 勝郎  九州大学, 工学部, 教授 (90038042)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高品 純志  (株)三井造船昭島研究所, 制御エンジニアリング事業部, 事業部長(研究職)
平野 雅祥  (株)三井造船昭島研究所, 技術部, 総括研究部長(研究職
茨木 洋  九州大学, 工学部, 助手 (20274508)
古川 芳孝  九州大学, 工学部, 助教授 (90253492)
Keywords操縦性能 / 操縦連動 / 数学モデル / 船体流体力 / 操縦性能推定法 / 干渉係数
Research Abstract

本研究は研究代表者らが提案している流体力の推定近似式の精度の向上を図り,また,船体・プロペラ・舵相互の干渉を表す係数等を簡便に推定する方法について検討を行うことにより,船舶の操縦運動特性を実用的な見地から十分な精度で簡便に推定するための標準的な操縦性能推定法を開発することを目的としている。
本年度は,まず操縦運動を推定する上で非常に重要である船体に作用する流体力推定のための近似式の推定精度の向上を図るために,流体力データの収集を目的として,九州大学船舶運動性能試験水槽において拘束模型試験を実施した。対象とした船型は肥えた船型である大型タンカー船型であり,偏角βおよび無次元回頭角速度r'をパラメータとして斜航試験および旋回腕試験を実施し,船体に作用する前後力,横力および回頭モーメントの計測を行った。
また,港湾内等における離接岸時のように低速で大偏角を伴う運動に対しては,小偏角時の運動を対象とした従来の流体力推定のための近似式は適用することができないため,大偏角時の操縦運動の推定法の開発を念頭において,広範囲の偏角βに対して適用可能な新しい数学モデルの構築について検討を行った。ただし,新しい数学モデルの構築に際しては,多くの船型に対する流体力データが必要であるため,さらに流体力データの収集を行うことが必要であると思われる。

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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