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1997 Fiscal Year Annual Research Report

岩石の圧電性に関する基礎研究

Research Project

Project/Area Number 09450383
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

大久保 誠介  東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (90092155)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 秋山 政雄  東京大学, 大学院・工学系研究科, 助手 (00011172)
福井 勝則  東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (70251361)
Keywords岩石 / 破壊 / 地震 / 地電流 / 電磁波 / 電位差 / 圧電気 / 圧電現象
Research Abstract

地震時あるいはその前後に,地電流の異常,電磁波の発生が観察されている.5年ほど前から,室内の圧縮試験において,試験片が破壊する前後になにか電気的な異常(現象)があらわれないかどうかを調べ,岩石の円柱試験片に圧縮応力を加えると電位差が生ずること,また,岩石の棒に衝撃波を加えると電位差が生じ,その電位差は誘電分極により生ずる圧電気では説明できないほど大きいことを見出した.
本研究では,上記の予備試験にて観察された,岩石の圧電性について実験的・理論的な検討を加えて下記を明らかにすることを目的とする.(1)電位差の生ずる機構を明らかにする.(2)見出された圧電効果の応用方法をいくつか考え,その内有望と思われるものについてフィージビリティ・スタディ等をおこなった.その概要をまとめると次のようになる.
1.試料岩石の収集と現象の分類:圧電現象は岩石ごとにかなり異なる可能性があるが,どんな岩石でどういう現象が観察されるかは現在のところ全く不明である.現象の分類と,各分類に対応する岩石の特徴をまずあきらかにすることが平成9年度の第1目標と考える.そこで,本年度はできる限り多くの岩石を収集した.
2.定応力速度ないし定歪速度試験:できる限り多種類の岩石を使用して定応力速度試験ないし定歪速度試験を実施した.なお,試験片を節約するため破壊試験はごく一部おこなった.
3.衝撃試験:出来る限り多くの岩石を使用して,衝撃試験を実施した.その際の目標は,衝撃圧電現象の分類と,各分類に対応する岩石を明確に示すことである.
4.クリープ試験法の開発:一定応力下での圧電現象を観察する.この実験は従来の報告が全くなく現在のところ具体的な実験計画を思いつかないが,定応力速度試験ないし定歪速度試験の結果を詳しく検討した後,試験方法を検討した.

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 前野 沢郎: "一軸圧縮荷重下での岩石の圧電性" 資源・素材学会 平成9年秋季大会 企画発表・一般発表(A)資料 岩盤工学. 159 (1997)

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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