1999 Fiscal Year Annual Research Report
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09460143
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Research Institution | Obihiro University of Agriculture and Veterinary Medicine |
Principal Investigator |
五十嵐 郁男 帯広畜産大学, 原虫病分子免疫研究センター, 助教授 (80159582)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤崎 幸蔵 帯広畜産大学, 原虫病分子免疫研究センター, 教授 (00292095)
豊田 裕 帯広畜産大学, 原虫病分子免疫研究センター, 名誉教授 (90050418)
見上 彪 帯広畜産大学, 原虫病分子免疫研究センター, 教授 (20091506)
岩倉 洋一郎 東京大学, 医科学研究所, 教授 (10089120)
長澤 秀行 帯広畜産大学, 原虫病分子免疫研究センター, 教授 (60172524)
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Keywords | マウスバベシア / ノックアウトマウス / サイトカイン / リコンビナント抗原 / 防御免疫 |
Research Abstract |
1)IFN-γノックアウトマウスにおけるB.microti感染の経過 BALB/cおよびガンマインターフェロン欠損(IFN-γKO)マウスにB.microtiを感染させると、BALB/cマウスでは感染後3週間で原虫は血液中に認められなくなる。一方、IFN-γKOマウスではB.microti感染を押さえることが出来ず、感染後40日でも15%前後の赤血球寄生率を示した。また、IFN-γKOマウスに抗CD4mAbを投与すると、感染後40日まで赤血球寄生率は40%を越えていた。更に、IFN-γKOマウスに抗TNF-αmAbを投与すると、14日以降IFN-γKO対照マウスより高い赤血球感染率を維持した。上の結果は、B.microti初感染において、IFN-γが重要であり、CD4陽性細胞がIFN-γ以外のTNF-αなどのサイトカインの役割を制御している可能性を示している。 2)B.rodhaini原虫のリコンビナント抗原トランスジェニックマウスの作成 B.rodhaini細胞表面抗原の一つであるBr26の遺伝子をマウス受精卵に導入し、仮親マウスの子宮に移植した。生まれた仔マウスの尾よりDNAを抽出し、PCR法により導入した遺伝子がマウスに伝達されているか検討した。その結果、33匹の内1匹より、PCR陽性のマウスが検出された。現在、トランスジェニックマウスのB.rodhaini感染に対する感受性について検討している。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] Kamada T.,I.Igarashi I. et al.: "The role of scavenger receptor type A (SR-A) during infection with Babesia microti"Journal of Protozoology Research. 7. 81-89 (1997)
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[Publications] lgarashi, et al .: "Roles of CD4 + T cells and gamma interferon in protective immunity against Babesia microti infection in mice"Infection and Immunity. 36. 4143-4148 (1999)
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[Publications] lgarashi, I.et al.: "Immunization with Recombinant Surface Antigens p26 with Freund's Adjuvants against Babesia rodhaini infection"Journal of Vteterinary Medical Science. 62(in press). (2000)