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1998 Fiscal Year Annual Research Report

脊椎動物虹彩の組織特異性について

Research Project

Project/Area Number 09470003
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

廣澤 一成  東京大学, 医科学研究所, 教授 (30009980)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 相良 洋  東京大学, 医科学研究所, 助手 (50145041)
Keywords虹彩 / 単クローン抗体 / 色素細胞 / 毛細血管 / HRP
Research Abstract

1。 虹彩の血管に関する概観。
虹彩中の血管は大部分が細動脈、細静脈および毛細血管であるが、毛細血管が最も頻在する。毛細血管の内皮細胞は無窓性で、内皮細胞間は密着帯で閉じられている。内皮細胞の周囲を厚い基底膜が囲み、その外周には膠原線維がよく発達していることが特徴である。
2。 サル毛様体筋および虹彩における毛細血管透過性について。
毛様体筋中の毛細血管は毛様体突起中のものとは異なり、無窓性である。この部分を虹彩内皮細胞に対する対照として用い、無窓性血管での西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP)の透過性を検討した。
その結果、前眼房をHRPで潅流すると、15分で虹彩実質、毛細血管内皮細胞体、血管内腔にHRPが出現する。これに反し、静脈中に投与されたHRPは30分経っても血管内腔および細胞体にのみ留まっていた。一方、毛様体筋中の毛細血管においてはHRPは両方向に通過することが判明した。この所見は現在までの報告と一致するものであった。

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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