1997 Fiscal Year Annual Research Report
アポリポ蛋白質レセプターを介した細胞コレステロールの搬出機構
Project/Area Number |
09470035
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
横山 信治 名古屋市立大学, 医学部, 教授 (10142192)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
辻田 麻紀 名古屋市立大学, 医学部, 助手 (10253262)
堂前 純子 名古屋市立大学, 医学部, 講師 (70227700)
伊藤 仁一 名古屋市立大学, 医学部, 講師 (60167260)
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Keywords | コレステロール / リポタンパク質 / 動脈硬化 |
Research Abstract |
末梢細胞表面とアポリポ蛋白質の相互作用により細胞燐脂質とコレステロールからHDL粒子が新生する。HDL低下をきたす薬剤プロブコールは、培養細胞レベルでこの反応を阻害し、これはアポリポ蛋白質と細胞の結合を阻止するためであることが示された。この結果は、プロブコールがHDL欠損症であるタンジ-ル病と同じ病態を引き起こすことを示しており、アポリポ蛋白質による末梢細胞からのHDL新生が、血漿HDLの主要な生成源であることを強く示唆している。この点を動物モデルで確認し、またHDL新生反応が細胞からのコレステロール搬出に生体内でどれ程の役割を果たすのかを調べるため、以下の実験を行いつつある。マウスにプロブコールを3週間投与すると、投与3〜5日で血漿HDLは著名に低下するが、血漿CETP活性は殆ど検出できないままである。この時腹腔マクロファージを採取のアポリポ蛋白質に対する反応性は低下している。しかし、マウスに肉眼上目立った変化は認められない。この反応の生体内での意義を確かめるため、非特異的なコレステロール搬出が障害すると考えられるLCATノックアウトマウスを米国より入手し、繁殖に成功した。第二年度はこのマウスを用い、アポリポ蛋白質による特異的コレステロール搬出をプロブコールによって阻害する影響を観察する。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] Qiangia Li, Maki Tsujita, Shinji Yokoyama: "Selective down-negnladion by protein kinase C inhibitors of apolipoprotein-mediated cholesterol efflux in macrophage" Biochemistry. 36. 12045-12052 (1997)
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[Publications] Hidetoshi Kotake, Luis B.Agellon, Shinji Yokoyama: "Modification of the N-terminal cystein of plasma cholesterylesten transfer protein selectively inhibits triglyceride transfer adctivity" Biochim.Biophys.Acta. 1347. 69-74 (1997)
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[Publications] Shinji Yokoyama: "Apolipoprotein-Mediated cellular cholesterol Efflux" Biochim.Biophys.Acta. (in press). (1998)