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1998 Fiscal Year Annual Research Report

プリオン遺伝子欠損マウスを用いたクロイツフェルト・ヤコブ病病原因子の本態解明

Research Project

Project/Area Number 09470086
Research InstitutionNAGASAKI UNIVERSITY

Principal Investigator

坂口 末廣  長崎大学, 医学部, 助手 (60274635)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 重松 和人  長崎大学, 医学部, 助教授 (20154205)
Keywordsプリオン / 遺伝子欠損マウス / リポソーム
Research Abstract

今年度は下記の順に実験を行った。
1) プリオン蛋白遺伝子欠損マウスの自家繁殖:この実験に必要な数のプリオン蛋白遺伝子欠損マウスは、ヘテロ型マウスどうしを交配し獲得した。それらの子マウスの遺伝子型は、尾よりDNAを抽出しPCR法にて決定した。128匹の子マウスから27匹のプリオン蛋白遺伝子欠損マウスを得た。
2) 異常プリオン蛋白の精製:10個のプリオン感染C57BL/6マウス脳から、界面活性剤の存在下で乳剤を作成した後、超遠心分画法にて異常プリオン蛋白の精製を行た。数100μgの異常プリオン蛋白を得ることができた。
3) 異常プリオン蛋白のリポソーム化:まず異常プリオン蛋白のリポソーム化を行う前に、コントロール実験としてβ-galactosidase遺伝子のリポソーム化の検討を行った。最大100μgのβ-galactosidase DNAをホスファチジールコリンと界面活性剤とを含む溶液と混合しリポソーム化した後、C57BL/6マウスの脳内に接種した。接種後3日目に、還流固定し脳を摘出した。固定した脳組織から凍結切片を作成し、x-galにて染色しβ-galactosidase DNAが神経細胞内に取り込まれたかどうかを検討した。それぞれ異なった量のβ-galactosidase DNAを合計20匹のマウスに接種したが、どのマウスの脳の神経細胞にもβ-galactosidaseの染色が検出できなかった。今回は、異常プリオン蛋白のリポソーム化まで実験が至らなかった。
4) 感染実験:β-galactosidase遺伝子のリポソーム化のコントロール実験が成功しなかったので、異常プリオン蛋白のリポソーム化もできなく、感染実験も行えなかった。

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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