1998 Fiscal Year Annual Research Report
慢性関節リウマチ滑膜表層細胞に発見されたEBウイルスの単離とその制御
Project/Area Number |
09470129
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
澤田 滋正 日本大学, 医学部, 教授 (40130520)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武井 正美 日本大学, 医学部, 助手 (30179600)
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Keywords | 慢性関節リウマチ / 滑膜表層細胞 / Epstein-Barr ウイルス / ヒト内在性レトロウイルス |
Research Abstract |
RA骨髄より樹立されたEBウイルス産生株(セタ3)より得られたEBウイルスとB95-8のEBウイルスのバーキットリンパ腫由来EBVマイナス株BJABと昨年度までに樹立したRA滑膜表層細胞株(RASCT-11)への感染に成功し、in situ hybridizaton法によりEBV encoded small RNA(EBER)-1を検出した。現在、蛋白発現とaffymetrix社製DNAチップを利用しEBVのRA株、B95-8株による滑膜表層細胞、B細胞での遺伝子発現の相違を検討する予定で、DNAチップの機器設定の条件と操作法の準備を行った。 蛍光differential display法で検出した新規遺伝子Tag(遺伝子断片)のうちヒト内在性レトロウイルスに相同性を持つ遺伝子のRT-PCR法による半定量を行った。現在、Perkin Ermer社製real time PCR定量の機器(PE7700)を使用し確定的な発現遺伝子の定量を行う予定で条件の設定を終了した。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 澤田滋正他: "慢性関節リウマチ患者滑膜表層細胞に発見されたEpstein-Barrウイルス-病因との関わりについて" 日大医学雑誌. 57. 111-117 (1998)
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[Publications] Kitho T et al: "Signiflcance of stem cell factor and soluble KIT in patients with systemmic lupus erythematosus." Clinical Rheumatology. 17. 293-300 (1998)
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[Publications] 武井正美 他: "慢性関節リウマチ患者滑膜表層細胞に発見されたEBV-その制御の可能性" 最新医学. 3月増刊. 51-59 (1998)
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[Publications] Osaka S et al: "Interleukin-1α producing synovial sarcoma with prolonged fever : a case report." Japanese J Clinical Oncology. 28 (7). 430-440 (1998)
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[Publications] 北村登 他: "胃壁および肺湿潤を認めInterferon-αで軽快した原発性マクログロブリン血症の1例" 日本臨床免疫学会雑誌. 21 (3). 137-144 (1998)
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[Publications] 武井正美 他: "慢性関節リウマチの病因-Epstein-Barrウイルスの関連-" 日大医学雑誌. 57 (6). 273-277 (1998)