1997 Fiscal Year Annual Research Report
テロメラーゼをターゲットとした肺癌遺伝子治療の開発
Project/Area Number |
09470146
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
山木戸 道郎 広島大学, 医学部, 教授 (50034103)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前田 裕行 広島大学, 医学部附属病院, 助手 (80274075)
檜山 桂子 広島大学, 医学部, 助手 (60253069)
石岡 伸一 広島大学, 医学部, 講師 (10191868)
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Keywords | テロメラーゼ / アデノウイルスベクター / 遺伝子治療 / 肺癌 |
Research Abstract |
方法と結果 1.ヒトテロメラーゼRNAの鋳型領域を含む塩基配列をRT-PCRにて増幅した。 2.ヒトテロメラーゼのcatalytic compornentの塩基配列を翻訳開始点を含むようにRT-PCRにて増幅した。 3.1及び2にて得られたDNA断片をセンスまたアンチセンス向きにcytomegalovirus immediate early promoter(約700塩基対)またはcarcinoembryonic antigen promoter(約400塩基対)の下流に結合させた。 4.3で得られたDNA断片をアデノウイルス作製のためのプラスミドpXCJL-1にサブクローニングした。 5.4で得たプラスミドを制限酵素で切断し、その塩基配列を平成9年度購入備品であるジェネティックアナライザー(ABIPRISM310)で確認した。 6.正しい塩基配列のプラスミドを大量調製した。 7.6で得たプラスミドをカルシウムーリン酸法にてアデノアイルス前ゲノムを含むプラスミドpJM17と共に293細胞に遺伝子導入した。 8.1及び2で得られたDNA断片をコスミドベクターにセンスまたはアンチセンス向きに発現するようにサブクローニングした。 9.現在,形成されたプラークからアデノウイルス抽出中であり、スクリーニング終了後、各種肺癌細胞に遺伝子導入実験を行い、テロメラーゼ阻害作用と細胞増殖阻害能を検討する予定である。また、コストドベクターを用いたアデノウイルス作製も継続予定である。
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Research Products
(1 results)