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1997 Fiscal Year Annual Research Report

ジストロフィン結合蛋白機能異常の導入による筋ジストロフィーマウスの作製と解析

Research Project

Project/Area Number 09470156
Research InstitutionTeikyo University

Principal Investigator

清水 輝夫  帝京大学, 医学部, 教授 (00107666)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 武田 伸一  国立精神神経センター神経研究所, 遺伝子工学研究部, 室長 (90171644)
鍋島 陽一  国立精神神経センター神経研究所, 遺伝子工学研究部, 部長 (60108024)
斉藤 史明  帝京大学, 医学部, 助手 (40286993)
砂田 芳秀  帝京大学, 医学部, 講師 (00240713)
松村 喜一郎  帝京大学, 医学部, 助教授 (50260922)
Keywords筋ジストロフィー / ジストロフィン結合蛋白 / カベオリン / 遺伝子ターゲティング / ノックアウトマウス
Research Abstract

本研究の目的は25kDaのジストロフィン結合蛋白(25DAP)遺伝子をクローニングし、その遺伝子のターゲティングにより25DAP欠損マウスを作製、解析することにより蛋白の機能を解明することである。
これまで25DAPについてはどのような蛋白か同定されていなかったので、初年度の研究計画としては、ウサギ骨格筋を出発材料としてジストロフィン糖蛋白複合体を精製し、25DAPのN末端アミノ酸シークエンスを決定する予定であったが、1996-97年にかけてともに25kDaの分子量をもつcaveolin-3とsarcospanがジストロフィン糖蛋白複合体の構成成分であることが報告された。このうちcaveolin-3は骨格筋特異的に発現するcaveolin分子であり、シグナル伝達への関与が示唆されている。また、最近筋ジストロフィーの発症機序にはシグナル伝達の異常が関与すると推定されている。そこで、われわれは、caveolin-3遺伝子のノックアウトマウスを作製し、筋ジストロフィー発症機構にcaveolin-3がどのような役割を担っているのかを検討することにした。
まず、ラットcaveolin-3のcDNA塩基配列に基づいてPCRプライマーを作製し,RT-PCRによりマウスのcaveolin-3 cDNAをクローニングした。次にマウスをcaveolin-3のcDNAプローブを用いてマウスゲノムDNAのP1 plasmidライブラリーをスクリーニングして、4個のcaveolin-3遺伝子のクローンを得ることができた。得られたゲノムDNA断片の制限酵素解析によりcaveolin-3遺伝子のexon-intron構造を解析した。
これまでに得られた遺伝子情報に基づいてcaveolin-3遺伝子の第一exonに、null mutationを導入するターゲティングベクターを設計し、現在それを作製している段階である。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Saito F.et al.: "Characterization of a 30-kDa peripheral nerve glycoprotein in-------" Journal of Biological Chemistry. 272. 26708-26713 (1997)

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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