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1997 Fiscal Year Annual Research Report

Microgliaとspreading depressionの神経損傷への影響

Research Project

Project/Area Number 09470289
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

山浦 晶  千葉大学, 医学部, 教授 (40009717)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 村井 尚之  千葉大学, 医学部・付属病院, 助手 (80241967)
平井 伸治  千葉大学, 医学部・付属病院, 助手 (40272330)
岩立 康男  千葉大学, 医学部, 助手 (70272309)
山上 岩男  千葉大学, 医学部・付属病院, 講師 (90241968)
Keywords頭部外傷 / fluid-percussion injury / microglia / Morris water maze / rotarod / beam balanca / beam walking
Research Abstract

本年度ははじめに1984年に当教室で開発し、以来使用してきたラット用fluid-percussion injury外傷作成装置の老朽化に伴い一部改良を加えるとともに、海外のfluid-percussion injury外傷作成装置に比しおよそ2分の1の低い最大水圧で外傷ができる機序につき検討した。今まで当教室の装置では、(1)最大圧力までの立ち上がりが早い、(2)陽圧に引き続き陰圧がかかることで説明してきたが、(3)頭部に接続する管自体に振動があり頭蓋骨にたいし加速度を発生しており水圧の変化と相乗効果を有していることが判明した。次に、脳挫傷による肉眼的な脳組織の脱落がないか最小限であるがmicrogliaの活性化が広範にみられる軽傷頭部外傷(受傷時無呼吸4〜30秒、死亡率0)において、頭部外傷後の記銘力傷害や運動障害がみられるかどうかについて検討した。運動能力試験では、rotarodで外傷後5日目まで潜時の短い、すなわち運動能力の低い傾向があり(P=n.s.)、7日目でsham ope群とほぼ同じレベルに回復し、beam balanceとbeam walkingでは外傷後1日目でスコアの低い傾向(p=n.s.)がみられたが、1週目には全く回復していた。運動障害より充分回復した受傷1週後でのモリスの水迷路を用いた記銘力試験では有意な(p=0.02)記銘力傷害が認められた。本実験の外傷のレベルから頭部外傷後の記銘カ傷害には神経構造の脱落を伴わない分子生物学的機序があることが強く示唆され、次年度はmicrogliaの活性化の修飾を行いmicrogliaの関与について検討す。また時問的・空間的なreactive microgliaとreactive astrocyteの分布につては本年度において受傷後4週目までの検討を加えた。

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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