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1997 Fiscal Year Annual Research Report

悪性脳腫瘍におけるGCfactorの解析と遺伝子療法への応用

Research Project

Project/Area Number 09470296
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

栗栖 薫  広島大学, 医学部, 教授 (70201473)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 杉山 一彦  広島大学, 医学部附属病院, 講師 (30243554)
KeywordsGCfactor / 悪性グリオーマ / EGFR / 遺伝子導入 / アデノウイルス
Research Abstract

EGF・TGF・IGF-IIなどの増殖因子とその受容体に対する転写因子のpromoter領域には特徴的であるGCrich配列が存在している。GCfactorはこのGCrich配列に対して特異的に結合し、その増殖因子や受容体の発現を抑制するとされている。また、胃癌・膵癌などの悪性腫瘍においてGCfactorがEGFR、及びTGF-α・TGF-β・IGF-IIの発現を抑制し抗腫瘍効果を有することが確認されている。悪性グリオーマに高率にはEGFRが過剰発現が確認されており、EGFR発現のGCfactorの関与を検討した。まず、悪性グリオーマ培養細胞6種におけるEGFRの発現をwestern blot analysisにて解析を行った。6種すべての培養細胞においてEGFRの過剰発現を確認した。次に、リポソーム法にて、GCfactor遺伝子を悪性グリオーマ培養細胞に導入し、細胞増殖能を解析した。遺伝子非導入群に比較して、すべての導入細胞において細胞増殖抑制効果が認められた。しかし、その抑制効果が強力なため細胞が十分に増殖できず、これらの導入細胞群における解析が困難である。現在、静止期の細胞にも導入可能で、かつ非常に高い導入効率を持つ組み替えアデノウイルス作製している。M.O.I.の設定により導入効率を100%にすることが可能で、解析に必要な量の細胞に一度にかつ十分にGCfactorを発現できる。これを使用し、GCfactorの抗腫瘍効果を確認するとともに機能解析を行う予定である。

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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