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1999 Fiscal Year Annual Research Report

腎癌の生物学的悪性度に関連するシアリルトランスフェラーゼの発現クローニング

Research Project

Project/Area Number 09470338
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

斎藤 誠一  東北大学, 医学部・附属病院, 助手 (80235043)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佐藤 信  東北大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (70282134)
Keywords腎細胞癌 / 転移 / グロボシリーズガングリオシド / シアリルトランスフェラーゼ
Research Abstract

腎癌悪性進展に関連するグロボシリーズガングリオシドの出発物質であるmonosialosyl galactosyl globoside(MSGG)を規定するα2,3-sialyltransferaseのクローニングのため、発現クローニング法およびホモロジークローニング法の両面から試みた結果、最近ようやくstable transfectantでMSGG発現を惹起するcDNAを同定することができた。このcDNAはシアリルモチーフを有していた。今後更にシアリルトランスフェラーゼ測定による活性確認およびノーザンプロッティングにより発現をみる他、腎癌の悪性度との関連についても研究を進める予定である。その他、発現クローニング法により二次的にMSGG発現を惹起するcDNAを二種類クローニングした。これらはいずれも報告されていない新しいDNA配列を有しており、今後それらの性質についても解析を進めていく予定である。尚、本研究の副産物として腎癌より新しいdisialosyl galactosyl globoside(DSGG)を同定した。これに対するモノクローナル抗体を作成し、組織免疫染色により検討した結果、DSGGは発生、分化に関連することが判明した(投稿中)。また、腎癌細胞においてMSGGの発現とGM3のそれとは逆相関関係にあることを見出した。すなわち、MSGGが増加するとGM3は減少し、予後不良な腎癌痘例のガングリオシドパターンと一致した。一方、GM3が増加するとMSGGは減少し、同時に腎癌細胞増殖能が低下した。このパターンは予後良好な腎癌症例のそれと一致した。(投稿中)。

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Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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