1999 Fiscal Year Annual Research Report
数理形態学(モルフォロジカルフィルター)による新しい骨形態画像診断
Project/Area Number |
09470416
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Research Institution | Kanagawa Dental College |
Principal Investigator |
鹿島 勇 神奈川歯科大学, 歯学部, 教授 (00130914)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
熊坂 さつき 神奈川歯科大学, 歯学部, 助手 (10308314)
中村 貢治 神奈川歯科大学, 歯学部, 助手 (50298238)
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Keywords | 数理形態学 / コンピューテッドラジオグラフィー / モルフォロジカルフィルター / 骨粗鬆症 / 骨形態画像診断 / コンピュータ支援システム / テキスチャー解析 |
Research Abstract |
骨格構造がシンプルな腰椎より摘出した骨ブロックを使用して骨強度と骨格構造との関係についてより詳細に検討した。すなわち高年齢者の第3腰椎から作製した18個の海綿骨骨ブロックを使用して、骨強度と骨梁構造、bonemineral density(BMD)との関係から骨粗鬆症の治療効果測定のための骨強度指標の確立を試みた。 その結果、BMDとelasticityとの相関は低く、骨ブロックによってはBMDがほぼ同じでもelasticityは大きく異なった。そして、連続性が高く、線状で縦方向と横方向の混在する格子状の骨格パターンほど高いelasticityを示した。SKPとelasticityとの相関はsubset、sumsetimageともに認められなかった。一方、Vtとelasticityはsubsetimage(n=1,2,3,5,6)およびsumsetimageでBMDの時よりも高い相関を示し、connectivityof trabecular skeletal structureが骨強度に強く関係していることを示した。そして、VtとBMDとの相関が認められないことから、高齢者におけるBMDの骨強度への関与は極めて小さいことを示した。さらに骨粗鬆症患者への臨床応用において、大腿骨ward's三角部および第3腰椎に対する治療効果は骨格構造の改善として2値画像上に描出され、それはSkP、Vtの変動として定量評価された。 以上の結果から、morphologicafilter、Star Volumeanalysisを組み合わせることによって得られるSKPとVtは腰椎を対象した治療効果判定のためのparameterとしてBMDよりも有効であることが示唆された。
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[Publications] Satsuki KUMASAKA 以下3名: "Comparison of Extracted patterns of femur and jumeru using the line skeleton operation process and skeleton operation process."Oral Radiology. Vol.5・No2. 105-110 (1999)
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[Publications] 鹿島 勇 以下1名: "骨構造とビタミンK2"CLINICAL CALCUIUNM. 9巻7号. (1999)
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[Publications] Koji NAKAMURA 以下5名: "Mathematical Morphology for Extraction of Bone Trabecularal Pattern Premilinary lnvestigation of Quantitative Analysis Using the Star Volume"J Jpn Soc Bone Morphom. 9巻. 45-51 (1999)
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[Publications] Satsuki KUMASAKA 以下4名: "Morphologically extracted trabecular skeleton superimposed upon digital radiograph structure."J. of Bone Mineral Metabolism. Vol.18・No4. (2000)
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[Publications] Akitoshi IKUTA 以下2名: "Quantitative analysis using Star volume method applied to skeleton patterns extracted with morphological filter"J. of Bone Mineral Metabolism. Vol.18・No5. (2000)
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[Publications] 若林 克 以下6名: "ウナギ骨微粉末の骨梁構造改善に関する数理形態学的画像解析"日本骨形態計測学会誌. (accepted).