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1997 Fiscal Year Annual Research Report

下顎の繰り返し運動を制御する運動調節プログラムの構築

Research Project

Project/Area Number 09470440
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

藤井 弘之  長崎大学, 歯学部, 教授 (20067060)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 鳥巣 哲朗  長崎大学, 歯学部, 助手 (80264258)
吉松 正  長崎大学, 歯学部附属病院, 助手 (50230800)
野口 和子  長崎大学, 歯学部, 助手 (50172771)
橋本 信行  長崎大学, 歯学部, 助手 (50198686)
Keywords下顎タッピング / 運動調節 / 距離 / 力 / 運動図 / 開口相 / 閉口相 / 周期
Research Abstract

1.定距離反復下顎運動の調節様式
バイオフィーヂバックを用いて,指定した開口距離の再現を習得してから約30秒後に,指定距離の下顎タッピング運動を行うよう指示した.指定開口距離は約2,5,10,15,20,30mmおよび連続タッピングが可能な最大開口量である.被験者は平均年齢26.5歳の健常有歯顎者9名である.現在課題運動遂行時の下顎運動図を記録・分析しているが,それらの結果から以下の機構の存在が示唆されている.
1)咬合時間および周期はできるだけ一定に保とうとしている.
2)閉口相速度と開口相速度を調節して,リズミカルな定距離運動の維持を計ろうとしている.
3)上記2)を円滑に行うためのバッファーとして,平坦相(定距離維持相)を利用している.
4)上記2),3)で特定の周期を維持できない時には,条件に適した新しい周期を設定する.
2.タッピング力の調節様式
バイオフィーヂバックを用いて,指定した強さの力で下顎タッピング運動を行うよう指示した.指定した力の大きさは,最大タッピング力(T)の1/6,2/6,3/6,4/6,5/6の5種類である.課題遂行時のタッピング周期や閉口距離などは被験者の任意な調節に任せた.被験者は平均年齢23.2歳の健常有歯顎者9名である.現在までの結果をようやくすると以下の通りである.
1)指示した力の大きさによって経試行的調節様相が異なる.すなわち,指示した力が小さいときには試行初期のタッピング力は目標よりも大きい.
2)指示力の増加に伴い開口距離,咬合相時間,最大開口時間,最大開口速度が増加し,逆に閉口相時間は減少した.
3)これら結果は,周期と開口相時間がタッピング力の直接的調節因子でないことを示している.

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 末永英則: "visual Biofeedack下における下顎タッピング力の調節" 日本顎口腔機能学会第14回学術大会抄録集. 8-9 (1997)

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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