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1998 Fiscal Year Annual Research Report

骨粗鬆症の歯科・口腔外科領域における病態解明と人口歯根の適用に関する研究

Research Project

Project/Area Number 09470460
Research InstitutionShowa University

Principal Investigator

大野 康亮  昭和大学, 歯学部第1口腔外科, 助教授 (30112725)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 江川 薫  昭和大学, 歯学部口腔解剖, 助教授 (60119162)
山口 朗  長崎大学, 歯学部口腔病理, 教授 (00142430)
島 晴信  昭和大学, 歯学部第1口腔外科, 講師 (60255883)
代田 達夫  昭和大学, 歯学部第1口腔外科, 講師 (60235760)
松井 義郎  昭和大学, 歯学部第1口腔外科, 講師 (10181687)
Keywords骨粗鬆症 / 人工歯根 / エストロジェン / 卵巣摘出ラット
Research Abstract

1. 骨梁のすう疎化が人工歯根周囲の骨反応に及ぼす影響
骨粗鬆症では、骨量減少と骨の微細構造の劣化により骨強度の低下を来す。このような病的変化と人工歯根周囲の骨反応との関連を検討するために、ラットの卵巣を摘出して168日間経過させてから脛骨近位骨端部へ純チタン製のスクリュータイプインプラントを埋入した。その結果、インプラント周囲に形成される新生骨梁は少なくなり、また、海綿骨部におけるインプラント体の骨接触率も低い値を示すことが明らかとなった。
2. 骨量減少が人工歯根と骨との接触ならびに周囲骨構造に及ぼす影響
人工歯根を適用されている患者が閉経を迎えて骨量の減少を来すことがある。そこでこのような場合に人工歯根が受ける影響を明らかにするために、ラットの脛骨近位骨端部へHAコーティングインプラントを埋入してから56日目に卵巣摘出を行い、その後の周囲骨組織の変化を解析した。その結果、卵巣摘出によりインプラント体を支持する骨梁がすう疎化し、また、海綿骨部ではインプラント体と骨との接触率は経時的な減少傾向を示すことが明らかとなった。
今回得られた結果から、顎骨において骨量減少を来した場合には人工歯根と骨との接触範囲の減少や周囲骨梁のすう疎化を来し、人工歯根の支持力が低下する可能性があると考えられた。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 山崎正貴、他: "骨粗鬆症モデルラットにおけるインプラント体埋入後の骨反応" 昭歯誌. 18(2). 150-158 (1998)

  • [Publications] 潘巨利、他: "インプラント体埋入後のラットの卵巣摘出が周囲骨組織に及ぼす影響" 口科誌. 47. 27-34 (1998)

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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