1998 Fiscal Year Annual Research Report
検査・手術を受ける子どもへのインフォームドコンセント-看護の実態とケアモデルの構築-
Project/Area Number |
09470536
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Research Institution | Kobe City College of Nursing |
Principal Investigator |
蝦名 美智子 神戸市看護大学, 看護学部, 教授 (10168809)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中野 綾美 高知女子大学, 家政学部・看護学科, 助教授 (90172361)
筒井 眞優美 日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (50236915)
村田 恵子 神戸大学, 医学部・保健学科, 教授 (90105172)
鈴木 敦子 大阪大学, 医学部・保健学科, 教授 (50196789)
片田 範子 兵庫県立看護大学, 看護学部, 教授 (80152677)
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Keywords | 子ども / 医療処置 / 覚悟 / 検査 / 小児看護 / 説明 / 納得 |
Research Abstract |
平成10年度、実績報告 今年度の目的は、当初の予定では看護介入モデルの作成であった。しかしながら、初年度に調査できた件数は8例であったため、今年度は、(1)さらにデータ収集を続ける、(2)8例を基に分析を開始し、看護介入に必要な要因の抽出と構造化を開始し、これらの作業を並行的に進行させることとした。その結果、今年度は11例のデータ収集が行われ、合わせて19例の分析が可能となった。 要因の抽出では、大きく3要因(子どもの納得と覚悟、医療者と親のゴール、子どもが発する信号とそれに対応する医療者・親との間のズレ)が抽出され、これらがそれぞれに影響し合い、検査を受けた子どもの自己効力感や自尊感情を左右していることが判った。その中でも、特に重要な概念である「子どもの納得と覚悟」について構造化を図った。 今年度は、何を満たせばcritical pointを満たしたことになるのかを求めながら、子どものcompetenceを視野にいれた介入モデルの作成を行う。
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