1997 Fiscal Year Annual Research Report
精神科領域で活用されている看護介入法の類型化に関する研究
Project/Area Number |
09470537
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Research Institution | Kochi Women's University |
Principal Investigator |
野嶋 佐由美 高知女子大学, 家政学部, 教授 (00172792)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
津田 紀子 神戸大学, 医学部, 助教授 (80172021)
井賀上 睦見 愛媛大学, 医学部, 助教授 (60284402)
梶本 市子 愛媛県立医療技術短期大学, 教授 (80141654)
畦地 博子 高知女子大学, 家政学部, 講師 (80264985)
UNDERWOOD Pa 兵庫県立看護大学, 教授 (10264839)
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Keywords | 精神看護 / 看護介入 |
Research Abstract |
精神科看護婦を対象として、どのような看護活動を展開しているかを自己記載方法で半日の援助場面を振り返り記述をしていただきデータを収集した。 この質的データを分析し、精神科看護の活動を構造化し、モデル化を企っている。精神科看護婦が働きかけた領域として、多いものから並べると、個人衝生領域、食生活領域、服薬領域、病気や症状理解の領域、排泄の領域、ストレス問題処理の領域、退院後の生活に関する領域、対人関係領域、生活リズム領域、安全性に関する領域、家族に関する領域、金銭管理に関する領域などがあった。また、これらの領域に関して介入を行う場合に、患者の力を判断して、それに合わせて介入方法を選択していた。 そこで、看護者を対象として「患者の力」をどのように捉えているかを面接を明らかにする調査を行った。患者のカとは、知識、理解力、判断力、コントロール感、自己開示力などから構成される第一のゾーンがあり、これらに基づいて、状況を受け入れる力、状況への対応するカが第二のゾーンに位置している。この2つのゾーンに関連しているものが、患者のサポートと患者の姿勢である。このように、看護者が看護介入を行う際に、看護判断、クリニカルジャッジメントが中心に位置している。 外国で開発された看護介入分類や精神看護の介入方法を文献検討を行い、これらを基に、質問項目を設定し、実態調査を行っている途中である。
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