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1999 Fiscal Year Annual Research Report

インスリン非依存症の糖取り込み能に及ぼす運動の急性及び慢性効果

Research Project

Project/Area Number 09480016
Research InstitutionFukuoka University

Principal Investigator

清永 明  福岡大学, スポーツ科学部, 教授 (70177955)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 進藤 宗洋  福岡大学, スポーツ科学部, 教授 (30078539)
田中 宏暁  福岡大学, スポーツ科学部, 教授 (00078544)
田中 守  福岡大学, スポーツ科学部, 教授 (00163577)
庄野 菜穂子  佐賀医科大学, 医学部, 講師 (60223674)
Keywords運動トレーニング / インスリン感受性 / ミニマルモデル
Research Abstract

軽強度の有酸素性トレーニングが、インスリン作用を介する糖取り込み能とインスリン作用を介さない糖取り込み能に及ぼす影響について検討した。
若年健常男性8名(18-25歳)を対象として,6週間の自転車エルゴメータートレーニング(LT強度,60分/回,5回/週)を行った結果、最大酸素摂取量が有意に増加した(トレーニング前:41.6±1.2,トレーニング後:43.9±1.2,ml/kg/min,P<0.05)。一方、体重,体脂肪率は変化しなかった。トレーニング終了16時間後に静注糖負荷検査を実施した結果、インスリン作用を介さない糖取り込み能の指標であるS_Gが有意に増加した(トレーニング前:0.018±0.001,トレーニング16時間後:0.023±0.001,mm^<-1>,P<0.05)。その際、S_Gの初期値と変化率の間に有意な負の相関関係が認められた(r=0.85)。トレーニング終了1週間後でもS_Gの増加を維持する傾向があった(0.023±0.02,P<0.1)。また、インスリン作用を介する糖取り込み能の指標であるS_1も、トレーニング後に有意に増加した(トレーニング前:13.9±2.2,トレーニング16時間後:18.3±2.4,トレーニング1週間後:18.6±2.2)。本研究の結果から、LT強度の自転車エルゴメータートレーニングによって,若年健常者のS_GとS_Iの両方が増加する可能性が示唆された。インスリン作用を介する糖取り込み能だけでなくインスリン作用を介さない糖取り込み能も改善させるLT強度のトレーニングは,2型糖尿病の予防に有効だと考えられる。

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2024-08-05  

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