1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09480019
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Research Institution | Ochanomizu University |
Principal Investigator |
熊谷 圭知 お茶の水女子大学, 文教育学部, 助教授 (80153344)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松本 博之 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (70116979)
中里 亜夫 福岡教育大学, 教育学部, 教授 (60044343)
中山 修一 広島大学, 大学院・国際協力研究科, 教授 (30084122)
梅原 弘光 立教大学, 文学部, 教授 (00160325)
西川 大二郎 法政大学, 第一教養部, 名誉教授 (80061018)
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Keywords | 第三世界 / 地域研究 / 地誌 / 地域理解 / 地理教育 / フィールドワーク |
Research Abstract |
研究会最終年度(2年度目)にあたる今年度は、次の3つの活動を行なった。 (1) 研究会合宿の実施 第1回(1998年7月18・19日:奈良) 昨年度未報告の小長谷有紀氏、今年度から、生田氏に代わって、メンバーに加わった瀬川真平氏に、それぞれ自らのフィールドから、科研テーマに関わる発表をしてもらうとともに、ゲストスピーカーとして、西岡尚也氏(京都府立南丹高校)に、地理教育者の立場から、開発教育・国際理解教育の実践例と問題点について報告を頂いた。 第2回(98年12月5・6日:福岡)・第3回(99年1月10・11日:静岡) 研究成果報告書の執筆に向けて、それぞれの執筆テーマ・内容について報告・討論を行なった。また、3月末の日本地理学会で開催する、われわれ科研グループ主宰のシンポジウムに向けて、構想・具体的計画を話し合った。 (2) 研究成果報告書の執筆・編集・刊行 99年1月末をめどに、各自が原稿を執筆した。執筆者には、事務局を務めたお茶の水女子大学博士課程在学中の森本泉も加わった。代表者の熊谷と森本は原稿を取りまとめ、、編集作業を行なった。報告書は、全国の主要地理学教室、地域研究と地誌記述に関心を持つ学会関係者に送付予定である。 (3) 学会シンポジウムの開催 本研究の成果を学界に還元するために、「第三世界の地域像と地誌記述の革新」と題した、シンポジウムを日本地理学会春季大会(1999年3月27日:専修大学)で開催した。 科研メンバー中7名が報告を行なった。150名近い聴衆を集め、熱心な討論が交わされ、成功裏に終了した。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] Kumagai,Keichi: "Japanese Geogruphers and Their Studies on the Third World after the Second World War: A Critinal Keview" Geographical Review Japan (Ser.8). 71-1. 1-30 (1998)
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[Publications] Kumagai,Keichi: "Migrational Shifting Settlement Patterhs among the Kapriman People of Fast Seoik Prorince" Senri Ethnological Studies. 47. 43-60 (1998)
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[Publications] 中山修一・和田文雄: "海外における地理教育改革の諸動向とその事例" 地理学評論. 71-2. 133-140 (1998)
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[Publications] 石塚道子: "クレオールの才覚あるいは変化自在空間の思想" 現代思想. 25-1. 190-199 (1997)
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[Publications] 小長谷有紀: "地図で読むモンゴル" 季刊民族学. 85. 34-39 (1998)
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[Publications] 熊谷圭知: "太平洋島嶼国の都市化" 塩田光善編 アジア経済研究所刊, 印刷中 (1999)
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[Publications] 瀬川 真平: "アジアの大都市(2) ジャカルタ" 大阪市立大学 経済研究所監修 日本評論社, p xxiii+370 (1999)