1998 Fiscal Year Annual Research Report
インターネットの教育利用の実践上の問題とその支援体制のあり方
Project/Area Number |
09480032
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Research Institution | Toyama University |
Principal Investigator |
山極 隆 富山大学, 教育学部, 教授 (90262485)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
黒田 卓 富山大学, 教育学部, 助教授 (80262468)
堀田 龍也 富山大学, 教育学部, 助教授 (50247508)
山西 潤一 富山大学, 教育学部, 教授 (20158249)
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Keywords | インターネット / 教育実践 / 支援体制 / 情報教育 |
Research Abstract |
本研究の成果は,およそ以下の4点に集約される。 (1) インターネット導入時のトラブルやその回避に関わる問題 インターネット導入時のシステム設計は,学校レベル,教育委員会管轄レベル,全国レベルでさまざまに行われるべきであり,そのトータルコーディネーションこそがポイントであることを示した。 (2) インターネットを活用した地域・社会と学校との連携に関わる問題 例えば学校ホームページにどんな情報を掲載するべきか,あるいは学校が情報を発信することが地域や社会のどのようなニーズに応えることになるのか,これらによって開かれた学校が実現できるのかなどの論点が示され,事例分析が行われた。 (3) インターネットを活用することでハイグレードな教育を実施するための仕組みに関わる問題 インターネット上の教材,学習材,共同学習システムなどの,子ども用インタフェイスやカリキュラムとの連動などについて,実践研究を通して一定の成果が得られた。 (4) 教員の資質向上に関わる問題 今日的な課題としての情報教育や,インターネットが学校に導入される理由,総合的な学習の時間の運用などについて,教員が正確に情報を得るための研修システムの提言を行なった。
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Research Products
(8 results)
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[Publications] 黒田 卓: "地域の情報化と学校の役割に関する研究" 教育工学関連学協会連合全国大会論文集. 5-1. 275-278 (1997)
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[Publications] 堀田龍也: "学習成果をインターネット上に発信する学習の単元設計と学習支援" 教育工学関連学協会連合全国大会論文集. 5-1. 89-92 (1997)
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[Publications] 堀田龍也: "地域の情報化が進んだ段階での学校の発信すべき情報のあり方" 全日本教育工学研究協議会. 39-42 (1997)
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[Publications] 堀田龍也: "小学生向け共同学習システムの運用と評価" 日本教育工学会研究報告集. JET98-3. 43-48 (1998)
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[Publications] 堀田龍也: "総合的な学習での活用を前提にしたインターネット学習環境のあり方" 日本教育情報学会. 14. 20-21 (1998)
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[Publications] 堀田龍也: "地域河川を教材にした共同学習プロジェクトの設計" 信学技法. 98-433. 111-116 (1998)
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[Publications] 山極 隆: "情報教育の考え方・進め方" 教育開発研修所, 200 (1997)
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[Publications] 山極 隆: "地情報,環境の展開" ぎょうせい, 200 (1998)