1997 Fiscal Year Annual Research Report
細胞内輸送小肥の形成におけるGTP結合タンパク質の役割
Project/Area Number |
09480148
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
中山 和久 筑波大学, 生物科学系, 助教授 (40192679)
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Keywords | GTP結合タンパク質 / ダイナミン / 小胞体 / 小胞輸送 |
Research Abstract |
細胞内小胞輸送に関与すると考えられる新奇のダイナミン様GTP結合タンパク質について以下のことを明かにした。 1.ダイミン・ファミリーに属する酵母のVps1pやDnm1pと高い相同性を示す新奇のGTP結合タンパク質をコードするcDNAをヒト肝臓よりクローニングし、このタンパク質をDVLP(Dnm1p/Vps1p-like protein)と命名した。 2.DVLPは736アミノ酸残基からなり、一次構造だけでなく、そのドメイン構成においても、哺乳動物のダイナミンよりもむしろ酵母のVps1pやDnm1pと高い相同性を示した。 3.ノーザンブロット法で発現を調べたところ、DVLPはすべての組織に発現しており、細胞にとって基本的な機能を果たす可能性が考えられた。 4.間接蛍光抗体法を用いて細胞内局在を調べたところ、DVLPは細胞質全体に広がって存在し、小胞体様の局在を示した。このことから、DVLPは、酵母においてリソソームやエンドソームへの小胞輸送に関与するVps1pやDnm1pとは異なった機能を果たす可能性が示唆された。
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Research Products
(1 results)