1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09555076
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
長坂 雄次 慶應義塾大学, 理工学部, 助教授 (40129573)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長島 昭 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (80051514)
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Keywords | 熱物性 / 計測技術 / リモートセンシング / 表面張力 / 粘性率 / 拡散係数 |
Research Abstract |
本年度は、リプロンを利用した表面光散乱法をクラスレート生成系と溶融塩に適用し可能性を検討した。また動的光散乱法については、高温のLi_2B_4O_7に適用した。まとめると以下のような成果を得た。 (1)液体表面にレーザーを照射し、その散乱光を検知することによって、表面張力と粘性率を測定可能な表面光散乱法に改良を加え、新たな装置を作製した。 (2)上記装置をクラスレート生成系に適用し、動的に表面張力と粘性率が測定可能なことを確認した。 (3)高温では、溶融塩化ナトリウムを対象として、1000°C以上での精度向上に関する検討を行った。 (4)動的光散乱法については高温炉を導入し、溶融Li_2B_4O_7の粘性率を非接触で1000°C以上で測定し、本方法の適用性を確認した。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 川崎暢哉: "クラスレート生成系における表面張力の動的変化の検知" 第34回日本伝熱シンポジウム講演論文集. 34. 407-408 (1997)
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[Publications] 飯田 敦: "動的光散乱法による凝固点近傍における融液の粘性挙動(第1報,Li_2B_4O_7の測定)" 第35回日本伝熱シンポジウム講演論文集. 35(発表予定). (1998)