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1997 Fiscal Year Annual Research Report

性能基準に基づくコンクリート構造物の耐久性設計に関する研究

Research Project

Project/Area Number 09555138
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

宮川 豊章  京都大学, 工学研究科, 助教授 (80093318)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高木 宣章  立命館大学, 理工学部, 助教授 (50154753)
川東 龍夫  近畿大学, 環境科学研究所, 助手 (10140310)
井上 晋  大阪工業大学, 工学部, 助教授 (30168447)
小林 孝一  京都大学, 工学研究科, 助手 (20283624)
服部 篤史  京都大学, 工学研究科, 助手 (30243067)
Keywords高流動コンクリート / 塩害 / 補修・補強 / モニタリング
Research Abstract

高流動コンクリートの塩害に対する抵抗性および炭素繊維シート巻き付けによる補修・補強に着目して、同一水結合比の普通コンクリートおよび高流動コンクリートのRC柱部材に対して地震荷重の作用を想定し、耐震性能の検討を行うに当たっての基礎的資料を得るため、塩害による鉄筋腐食状況および耐荷性状に関する検討を行った。以下に本研究の範囲内で得られた結果を記す。
1.自然電位法・分極抵抗法によるコンクリート部材中の鉄筋腐食モニタリングを行った結果、健全な高流動コンクリートを用いれば、鉄筋腐食に対する抵抗性およびマクロセルの形成抑止に効果があることが予想される。
2.コンクリート中の鉄筋腐食モニタリング手法として自然電位法、分極抵抗法を用いた結果、自然電位法は鉄筋腐食が発生するまで、すなわち鉄筋を保護する不動態被膜の破壊が生ずる前後まで、分極抵抗法は自然電位法によってすでに腐食領域であると判定された以降に用いるとよい。
3.矩形波法と交流インピーダンス法の双方を用いて分極抵抗を測定し、比較を行った結果、交流法による測定は等価回路モデルが適切であれば矩形波法と比べて理論的に厳密であり、測定された場所における腐食速度判定が可能であると考えられるが、矩形波法を用いた場合でも全体の腐食傾向を適切に計測しうる。
4.ミニセンサを用いた腐食モニタリングでは、大量に塩分を含む部材に対しては測定性能に問題がある可能性がある。

URL: 

Published: 1999-03-14   Modified: 2016-04-21  

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