1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09555208
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
佐久間 健人 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (50005500)
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Keywords | 超塑性 / セラミックス / 電子顕微鏡 / 結晶粒界 |
Research Abstract |
セラミックス超塑性の研究は、わずか10年程の歴史しか有していないにも拘わらず、近年著しい進歩を見せている。このような進歩は、研究代表者を中心とする、我国の研究者によって主導されてきている。超塑性に関する最も重要な国際会議ICSAMにおいてもこの事実は如実に立証されている。例えば、1997年に開催されたICSAM-97におけるセラミックスのセッションには、基調講演1,招待講演1が設定されたが、前者は研究代表者が努め、後者も我国の研究者であった。 研究代表者の実績の最も特徴的な点は、従来の超塑性研究の限界を打破し、新しい展望を開きつつある点にある。従来の超塑性セラミックスの研究は、変形応力とひずみ速度の関係を解析し、活性化エネルギー、応力指数、粒径指数などの変形パラメータの実測値から、変形の律束機構を推定しようとするものであった。これは、金属材料超塑性に関する研究手法をそのまま踏襲するものであり、現象論的解析とよばれるものである。この手法は、変形特性の概要を理解するうえで有効なものである。しかし、異なったモデルが同一の変形パラメータを予測するなどもあって、この手法だけで超塑性現象を明らかにすることは困難となっている。本研究では、セラミックスの微細結晶粒超塑性の主要な変形モードが、粒界すべりである点に着目し、粒界構造あるいは粒界における原子間結合に関するミクロな情報から、変形の物理現象を明らかにしつつある。本年度の研究により、この試みは、粒界にガラス相を含むTZPの超塑性現象の解析に極めて有効であることが示された。
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[Publications] Y.Ikuhara, P.Thavorniti, T.Sakuma: "Solute segregation at grain boundaries in superplastic SiO_2-doped TZP" Acta Mater.45. 5275-5284 (1997)
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[Publications] T.kondo, Y.Takigawa, T.Sakuma: "High-temperature tensile ductility in TZP and TiO_2-doped TZP" Mater.Sci.Eng.A231. 163-169 (1997)
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[Publications] I.C.Lee, T.Sakuma: ":High-temperature tensile ductility in WC-Co cemented carbides" Metall.Mater.Trans.28A. 1843-1847 (1997)
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[Publications] H.Yoshida, K.Okada, Y.Ikuhara, T.Sakuma: "Improvement of high-temperature creep resistance in fine-grained Al_2O_3 due to Zr^<4+> segregation in grain boundaries" Philos.Mag.Lett.76. 9-14 (1997)
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[Publications] T.Sakuma, Y Ikuhara, Y.Takigawa, P.Thavorniti: "Importance of grain boundary Chemistry on the high-temperature plastic flow in oxide ceramics" Mater.Sci.Eng.A234-236. 226-229 (1997)
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[Publications] T.Sakuma: "Superplasticity in alloys" Current Opinion in Solid State & Mater Sci.1997 (2)
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[Publications] T.Sakuma: "Superplasticity in alloys" Current Opinion in Solid State & Mater Sci.1997 (2)296-299: