1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09555245
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
小宮 三四郎 東京農工大学, 工学部, 教授 (00111667)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小峰 伸之 東京農工大学, 工学部, 助手 (90302918)
平野 雅文 東京農工大学, 工学部, 講師 (70251585)
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Keywords | 超微粒子 / 有機金属錯体 / 担持触媒 |
Research Abstract |
これまでに、均一粒径をもつ超微粒子を調製する試みが数多く行われているが、一般に従来の調製方法では、高温・高圧などの過酷な反応条件が必要とされるため、超微粒子間のシンタリングや二次粒子の形成などの抑制が問題となっていた。本研究課題では、容易に水素化分解される有機金属錯体を分子設計・合成し、室温および1気圧の水素雰囲気下といった従来法によりはるかに温和な条件下で、遷移金属超微粒子を調製し、触媒や電磁気材料などへ応用することを目的とした。これまでに我々の研究グループでは、新規なM(Me)(OSiPh_3)(cod)錯体[M=Pt,Pd,cod=1,5-cyclooctadiene]が、室温および1気圧の水素雰囲気下という非常な温和な条件で金属超微粒子を生成することを報告してきた(Chem.Lett.,1994,1641)。本年度は、容易に水素化分解すると考えられるルテニウム錯体Ru(cod)(cot)[cot=1,3,5-cyclooctatriene]を用いて担特ルテニウム触媒を室温で合成し、最近我々が報告したアクリロニトリルのtail-to-tail型二量化反応(Bull.Chem.Soc.Jpn.,71,1409(1998))について検討を行った。シリカ、アルミナおよびチタニアなどの担体のうち、チタニア担特ルテニウム触媒のみが高活性を示し、反応温度150℃、水素圧25atm、反応時間3時間で、最大転化率87%、tail-to-tail型二量体選択率67%、触媒回転数3000以上を実現した。これは、従来報告されたいるアクリロニトリルの触媒的二量化反応において最も高い活性・選択性である。なお本研究における研究成果は、第76日本化学会春季年会で発表予定である。(講演番号4F535)。
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[Publications] Komiya et al.: "Hydrogen Transfer in Pt-Mo Heterodinuclear Hydride Complexes Promoted by Alkynes" Chem.Lett.29-30 (1998)
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[Publications] Komiya et al.: "Tail-to-tail Dimerization of Acrylonitrile Catalyzed by Low-Valent Ruthenium Complexes" Bull.Chem.Soc.Jpn.71. 1409-1415 (1998)
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[Publications] Komiya et al.: "Synthesis and Structure of Thiolato Bridged Pt-Ti Heterobimetallic Complexes with Methyl Group" J.Organomet.Chem.572. 81-85 (1999)