1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09556016
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
堀之内 末治 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (80143410)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
塚本 義則 中埜酢店, 中央研究所, 所長(研究職)
吉田 稔 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (80191617)
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Keywords | 食酢醸造 / 酢酸耐性 |
Research Abstract |
酢酸菌の酢酸耐性機構の解明 酢酸菌をNTGを用いた変異処理を行い、酢酸感受性株の取得を試みた。その結果、酢酸培地で生育できない酢酸感受性株を2株(AS101、AS102)取得し、これらの変異株を用いたショットガンクローニングの結果、酢酸他姓を回復させる遺伝子(2.2kp、6.6kp)をそれぞれ得た。これら遺伝子についてシークエンスをを行った結果、6.6kp断片ではSecE、SecF、MscL、OmpR、EnvZgeneの5つの遺伝子をコードしていた。このうち、SecF、OmpR geneがAS102株の酢酸耐性を回復させる活性を持っていた。また2.2kp断片では、OmpR homologがコードされており、AS101株の酢酸耐性は回復させたが、AS102株では回復活性は示さなかった。 次に酢酸菌培養時にエタノールや酢酸を添加し、これによって誘導される蛋白質の解析を行った。倍中に3%のエタノール、1%の酢酸を添加した場合、それぞれ7種類、5種類の蛋白質の合成が増幅されていた。これらの蛋白質についてN末端アミノ酸配列を決定し、この情報を元にこれら蛋白質の遺伝子のクローニングを行った。その結果酢酸添加の場合、細胞質画分で増幅される蛋白質はaconitaseとisocitratedehydrogenaseの2種類であり、いずれもTCA回路関与の蛋白質であった。このうちaconitaseについて遺伝子のクローニングは終了し、現在この遺伝子の過剰発現による酢酸耐性の変化について検討を行っている。また、isocitrate dehydrogenaseは現在クローニング中である。細胞膜両分で増幅される蛋白質は、N末端アミノ酸配列から既知蛋白質とは同定されておらず、現在にこれら蛋白質の遺伝子のクローニングを行っている。
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[Publications] Kondo,K.: "Characterization of an msethon sequence IS1452 from Acctobacter pasteurianus." Microbiol.143. 539-546 (1997)
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[Publications] Kondo,K.: "Characterization of the genes encoding the three component membrane-bound alcohol dehydrogenase from Gluconobacter suboxydans and their expression in Acctobacter pasteurianus." Appl.Environ.Microbiol.63. 1131-1138 (1997)
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[Publications] Kondo,K.: "Characterization of an insertion sequence IS1258,from Gluconobacter suboxydans." Appl.Environ.Microbiol.63. 1139-1142 (1997)