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1997 Fiscal Year Annual Research Report

炭疽毒素をキャリアーにした細胞核内への蛋白質導入法の開発と遺伝病治療の試み

Research Project

Project/Area Number 09557025
Research InstitutionKurume University

Principal Investigator

目加田 英輔  久留米大学, 分子生命科学研究所, 教授 (20135742)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 馬田 敏幸  久留米大学, 分子生命科学研究所, 助手 (30213482)
常岡 誠  久留米大学, 分子生命科学研究所, 講師 (50197745)
Keywords炭疽毒素 / 色素性乾皮症 / 蛋白質導入
Research Abstract

本研究は、炭疽毒素を用いて細胞外から細胞核内に任意の物質を導入する方法を開発し、この方法を用いてDNA修復酵素の欠損遺伝病である色素性乾皮症細胞に欠損酵素を送り込む応用笑験を行うことを目的としている。炭疽毒素のエフェクター分子であるLethal Factor(LF)はリセプター結合分子であるProtective Antigen(PA)の助けを借りて細胞内に侵入し、毒性を発揮する。PAは細胞表面のリセプターに結合した後、エンドソームからLFを細胞質に送り込む作用を持つ。そこで、LFのPA結合部位に続いて細胞内に導入したい色素性乾皮症A群の欠損遺伝子であるXPACを融合した分子を合成し、これをPAと共に細胞に加えて、目的の蛋白を細胞内に入れることを計画した。また、XPACの代わりに核移行シグナルを付加されたGFP融合蛋白の作成も試みた。現在この実験計画に沿ってXPACを融合した分子、あるいはを核移行シグナルを付加されたGFP融合蛋白を大腸菌で合成させ、そこから蛋白を精製することを試みているが、真核細胞と原核細胞のコドンユ-セージの違いから、計画した量の蛋白が未だとれていない。現在、コンストラクトを組み替えて再度合成を試みる一方、原核細胞のエンドヌクレアーゼであるT4endVの融合蛋白を合成して、同様な計画を進めている。今年度中に少なくともT4endVの融合蛋白の作成を完了し、平成10年度は実際に細胞に加えて機能を調べる実験に持ち込みたいと考えている。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Mitamura,T.: "Structure-Function Analysis of the Diphtheria Toxin Receptor Toxin Binding Site by Site-directed Mutagenesis." J.Biol.Chem.272. 27084-27090 (1997)

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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