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1999 Fiscal Year Annual Research Report

蛋白分解酵素阻害物質SLPIのマウス遺伝子操作による気道炎症の修飾

Research Project

Project/Area Number 09557054
Research InstitutionTOHOKU UNIVERSITY

Principal Investigator

渡辺 彰  東北大学, 加齢医学研究所, 助教授 (70220861)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 菊地 利明  東北大学, 加齢医学研究所, 助手 (10280926)
八重柏 政宏  東北大学, 加齢医学研究所, 助手 (70261477)
益田 賢一  帝人株式会社, 創薬第二研究所, 主任研究員
KeywordsSLSI / プロテアーゼインヒビター / 遺伝子ターゲッティング / ノックアウトマウス / 気道炎症 / 組織分布 / アデノウイルスベクター / 遺伝子構造
Research Abstract

Secretory leukoprotease inhibitor(SLPI)には,単にプロテアーゼインヒビターとしてでなく,炎症を修飾する作用をもつことが,最近報告されている.本研究申請に際し,SLPIの生理的機能とその治療への応用の可能性を検討する目的で,我々がクローニングしたマウスSLPI遺伝子を用いて,(1)マウスSLPIの組み換えタンパク(とその抗体)の作製,(2)遺伝子ターゲッティングを計画した.それぞれの計画において得られた結果は以下のとおりである.
● マウスSLPIペプチドの合成完了
● マウスSLPIペプチドを免疫源としたウサギ抗マウスSLPIポリクローナル抗体の完成
● 抗マウスSLPI抗体による免疫組織染色法の確立と肺炎球菌肺炎におけるSLPI発現細胞の同定
● in situ hybridization法による,肺炎球菌肺炎におけるSLPI発現細胞の同定と経時的変化の解明
● in situ hybridization法による,炎症性細胞におけるSLPI発現の証明
● マウスSLPI発現レトロウイルスベクターの開発
● マウスSLPI発現レトロウイルスベクターによる肺癌の治療法の確立
● マウスSLPI発現アデノウノルスベクターの開発
● マウスSLPI発現アデノウノルスベクターによるマウスSLPI組み換えタンパク(とその抗体の作製)
● マウスSLPI遺伝子のtargeting constructによるmouse embryonic stem cell(ES cell)の形質導入,および形質導入した細胞のクローニング
近い将来ノックアウトマウスの完成より,SLPIの持つ末知の生理的機能を完全に解明できると考えている.

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Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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