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1997 Fiscal Year Annual Research Report

ヒト培養皮膚細胞を用いた人工内分泌器官の作製

Research Project

Project/Area Number 09557096
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

Research InstitutionTokai University

Principal Investigator

猪口 貞樹  東海大学, 医学部, 助教授 (60160008)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 島村 和男  東海大学, 医学部, 助教授 (00119679)
安藤 潔  東海大学, 医学部, 講師 (70176014)
Keywords表皮細胞 / 人工器官 / インスリン
Research Abstract

(目的)本研究の目的は、in vitroにおいてヒト皮膚由来初代培養細胞に生体活性ポリペプチドの遺伝子を導入し、これを再び生体内に移植することによって、生体内で長期間にわたって当該ポリペプチドを産生、分泌する人工的な内分泌器官を作製することである。本年度は、ヒト表皮細胞への高効率で永続的な遺伝子導入法について検討した。
(方法と結果)
1)GFPを用いた遺伝子導入細胞の精製
方法:ヒトpreproinsulin遺伝子とgreen fluorocent protein(GFP)遺伝子をIRSを介してtandemに結合した組み替えamphotropic retrovirus vectorを作製。上記を初代培養ヒト表皮細胞に感染させ、導入細胞をFACSにて選別する。さらに導入遺伝子のin vitro、in vivoでの安定性を確認する。
結果:GFP陽性細胞は感染直後平均0.83%であったが、選別による精製後は平均15.1%で約18倍に濃縮された。導入遺伝子はin vitroでは長期継代後も安定であった。現在遺伝子導入ヒト表皮細胞をSCIDマウスに移植して、in vivoでの安定性を確認中である。
2)ウイルス受容体遺伝子発現によるレトロウイルスベクターの感染効率向上
方法:amphotrophic virus receptor(GLVR2)をadenovirus vector(ΔE1/X)に組み替える。これをヒト培養表皮細胞に感染させ、ウイルス受容体を過剰発現させる。
結果:GLVR2組み替えadenovirus vectorを作製した。現在ウイルスの精製と機能確認を行っている。引き続き同ウイルスを培養ヒト表皮細胞に感染させ、ウイルス受容体の過剰発現を確認する予定である。

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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