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1998 Fiscal Year Annual Research Report

ヒト培養皮膚細胞を用いた人工内分泌器官の作製

Research Project

Project/Area Number 09557096
Research InstitutionTokai University

Principal Investigator

猪口 貞樹  東海大学, 医学部, 助教授 (60160008)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 島村 和男  東海大学, 医学部, 助教授 (00119679)
安藤 潔  東海大学, 医学部, 講師 (70176014)
Keywords遺伝子治療 / ウィルスベクター / 表皮細胞
Research Abstract

1. 遺伝子導入効率の向上
ウイルス受容体発現によるレトロウイルスベクター感染効率向上を目的として、amphotrophic virusroceptor(ALVR2)を組み替えたアデノウイルスベクターを作製した。上記感染後におけるレトロウイルスベクターの感染効率を各種細胞にて計測した。
K562などの細胞株で有意にレトロウイルス感染率の向上が認められたが、ヒト正常表皮細胞では大きな差が見られなかった。ヒト正常表皮細胞ではレトロウイルス受容体の量が感染の律速要素になっていないものと推測され、感染率向上にはウイルスの力価向上が必要と考えられた。
2. 遺伝子導入細胞の精製効率向上
発光量の多いGFP(enhanced GFP)をマーカーに用いたレトロウイルスベクターを作製し、高力価のウイルス産生クローンを得た。
ヒト正常表皮細胞に上記ウイルスを短時間感染させることによって、20%以上の細胞に遺伝子導入が可能であった。また、本遺伝子導入細胞をFACSにて分離精製したところ、回収率約50%で、98%以上の純度に分離精製が可能であった。
3. 導入遺伝子の安定性確保
上記レトロウイルスの感染によって遺伝子導入を行った細胞を継代培養し、発現の安定性を確認した。また、これを免疫不全マウスに移植し、in vivoにおける発現の安定性を検討した。
導入遺伝子はin vitroでは100倍程度の増殖培養を行っても安定であった。一方細胞を免疫不全マウスに移植すると、約4週間で発現が低下することが判明した。現在、プロモーター(LTR)をin vivoにおける発現が安定性するよう改変したウイルスベクター(MSCV)を作製して安定性を検討中である。

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Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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