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1998 Fiscal Year Annual Research Report

胆管癌に対するBispecific抗体を用いた養子免疫療法の確立〜臨床応用に向けての大腸菌を用いた遺伝子工学的Bispecific抗体の作製

Research Project

Project/Area Number 09557102
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

鈴木 正徳  東北大学, 医学部・附属病院, 助手 (70206530)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 津本 浩平  東北大学, 工学部, 助手 (90271866)
熊谷 泉  東北大学, 工学部, 教授 (10161689)
遠藤 公人  東北大学, 医学部・附属病院, 助手 (70292315)
海野 倫明  東北大学, 医学部, 助手 (70282043)
KeywordsMUC-1 / MUSE11 / SEA / scFu / Bispecific抗体
Research Abstract

腺癌関連抗原であるMOC-1を認識するマウス抗体MUSE11 IgGとスーパー抗原Staphylococal entero toxin A(SEA)とを化学的に合成したSEA-IgGをLAK細胞に併用して、MOC-1陽性胆管癌細胞癌TFK-1に対する抗腫瘍効果を確認した。SEA-IgGを臨床応用するには、作製の煩雑性,低収量,ヒトに地あする高免疫性を解決しなければならず、このためにょり低分子の機能的抗体断片である一本鎖抗体(以下scFu)に着目して、SEAとMOSE 11scFuを融合したSEA-scFUを大腸菌で作製した。
精製したSEA-scFuはTFK-1およびLAK細胞の両者に結合活性を有している。
SEA-scFuの機能解析としてSEA-IgGとの細胞傷害性試験の比較検討を行い、LAK細胞単独では約20%の細胞傷害性であったものが、濃度依存性に細胞傷害性が上昇して、0.5μg/mでは量融合蛋白とも約80%の細胞傷害活性を示している。さらに標的細胞をMOC-1陰性株HT-17へ変更してその特異性を証明した。SEA-scFU単独投与にて細胞への毒性は否定され、抗SEA抗体およびMOSE11による抑制試験ではMOSE11での抑制効果の低下が確認された。
結果として、大腸菌を用いたSEA-scFUの作製に成功し、SEA-IgGと同様十分に抗腫瘍効果を示し、またその特異性も証明された。

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Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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