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1999 Fiscal Year Annual Research Report

胆肝癌に対するBispecific抗体を用いた養子免疫療法の確立〜臨床応用に向けての大腸菌を用いた遺伝子工学的Bispecific抗体の作製〜

Research Project

Project/Area Number 09557102
Research InstitutionTOHOKU UNIVERSITY

Principal Investigator

鈴木 正徳  東北大学, 医学部・附属病院, 助手 (70206530)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 熊谷 泉  東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (10161689)
遠藤 公人  東北大学, 医学部・附属病院, 助手 (70292315)
海野 倫明  東北大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (70282043)
津本 浩平  東北大学, 大学院・工学研究科, 助手 (90271866)
Keywordsバイスペシフィク抗体 / MUSE11 / 一本鎖抗体
Research Abstract

腺癌関連抗原であるMUC-1蛋白に対する抗体MUSE 11の可変領域(Fv)を遺伝子工学的手法による大腸菌発現系を用いた機能構築をおこなった。Fv fragmentは親抗体である MUSE11よりも僅かに低いが肝外胆管癌の樹立細胞株であるTFK-1細胞に良好な結合特異性を示した。作製した一本鎖Fv(scFv)fragmentには二つの並び方がある。すなわち、VH-linker-VLとVL-linker-VHである 。しかしながら、このlinkerをflxible peptide linkerである(GGGGS)3や、さらに短いlinkerである(GGGGS)でつなぐと、前述のどちらの並び方でも生物学的活性が失われることが明らかになった。すなわちMUSE 11抗体の活性を有する最小の単位はFv fragmentであり、VHとVLのdomainをpolypeptide linkerでつなぐと標的の抗原に対する結合性が落ちることが示唆された。ゲル漉過による検討では.scFvは二量体からなっており、MUSE 11のscFvの不活性化はおのおのの一本鎖抗体の不適当な結合が原因になっているものと思われた。

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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