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1997 Fiscal Year Annual Research Report

冠動脈バイパス術後の慢性期グラフト内膜肥厚の遺伝子治療に関する研究

Research Project

Project/Area Number 09557108
Research InstitutionGifu University

Principal Investigator

広瀬 一  岐阜大学, 医学部, 教授 (20101272)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 二村 直樹  岐阜大学, 医学部・附属病院, 医員
安田 博之  岐阜大学, 医学部・附属病院, 助手 (50293577)
村川 真司  岐阜大学, 医学部・附属病院, 助手 (40229977)
森 義雄  岐阜大学, 医学部・附属病院, 助手 (40220032)
Keywords遺伝子治療 / リポソーム法 / グラフト内膜肥厚
Research Abstract

in-vitro使用したリポソームは,独自作製したカチオニックリポソーム(TMAG:DLPC:DOPE=12:2,及びTMAG:DOPC:DLPE=1:2:2)と,さらにLipofectin,TransITTMLT-1,DMRIE-C,LipofectAMINEで,プラスミドはpCAGGSでマーカー遺伝子lac-Zを使用し,X-gal染色にて導入の確認し検討した。
1.ヒト臍帯静脈血管内皮細胞;すべての実験にて導入は確認されなかった。
2.ウシ大動脈血管平滑筋細胞;1%以下の効率ではあるが導入が確認できた。
しかしその導入効率では,臨床における導入効率は期待できるものではないため,次に
3.同じ平滑筋細胞にPHGPxを導入し,G-418によるセレクションにてコロニーを単離しクローン作製を行った。
コントロールとともに,作製したクローンのPHGPx活性を調べたが,有意な活性がみられなかった。
ex-vivo
4.ラット頚動脈を採取し,静脈内にリポソーム+pCAGGSlac-Z及びpCAGLUC(ルシフェラーゼ法により蛍光活性測定)を注入し,数時間〜数日のインキュベーション後,組織薄切切片上によるX-gal染色とホモジネート上清の活性測定を行った。しかしすべての方法で導入は確認されなかった。
以上本年度は,十分な実績はあげられなかった。現在PCR法などを利用して,遺伝子レベルでの解析も検討中である。(平成9年度設備備品,PCRサーマルサイクラ-,ML型フード付オートカメラ,UVサンプル撮影装置,UVイルミネーター使用)今後さらに,以下の点について重点的に研究を進めていく予定である。
5.さらなる導入効率の獲得可能なリポソームを改良する
6.頚動脈バイパス術後,ラット尾静脈リポソーム液反復注入による,頚動脈グラフトへの遺伝子導入の可能性の検討
7.ラット頚静脈採取後にリポソーム液を注入したグラフトを,ラット頚動脈にバイパスし数日後に導入を検討

URL: 

Published: 1999-03-14   Modified: 2016-04-21  

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