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1997 Fiscal Year Annual Research Report

エストロゲンによる肥満抑制の分子機構の解析

Research Project

Project/Area Number 09557131
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

倉智 博久  大阪大学, 医学部, 講師 (40153366)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 田坂 慶一  大阪大学, 医学部, 講師 (50155058)
山本 敏也  大阪大学, 医学部, 助手 (80283787)
森重 健一郎  大阪大学, 医学部, 助手 (90283788)
Keywords肥満 / エストロゲン / lipoprotein lipase / 転写制御 / 転写因子 / 脂肪細胞 / 変異遺伝子 / 閉経
Research Abstract

エストロゲンによる肥満抑制のメカニズムを解明することは、閉経後女性の肥満防止という観点からも重要な課題である。我々は、脂肪合成の律速酵素の1つであるlipoprotein lipase(LPL)の転写がエストロゲンでどのように制御されているのかという観点からこの課題に取り組み、COS細胞を用いた実験系でエストロゲンによるLPL遺伝子の転写抑制の責任領域を同定した。この領域はLPL遺伝子の-1625から-1573bpの間に存在する53bpで、gel mobility shift assayではこの部分に結合する核蛋白も観察された。この遺伝子配列は、今までに報告されている種々の遺伝子とは相同性がみられず、新しいエストロゲン応答領域であろうと思われた。しかし、この結果は本来の脂肪細胞での結果ではなく、多分に人工的な系での結果であるという重大な欠点がある。そこで、同様なLPL-CAT遺伝子とそのdeletion mutantsを脂肪細胞に導入することを試み、すでに転写制御を解析するのに十分な効率で遺伝子導入が可能であることを確認した。さらに、この脂肪細胞においてもエストロゲンがLPL遺伝子の転写を抑制することも確認した。今後はこの脂肪細胞の系を用いて、LPL遺伝子のエストロゲン応答領域の同定と、それに働く転写因子の解析を進める予定である。

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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