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1999 Fiscal Year Annual Research Report

泥しょう鋳込法による金属補綴物の製作

Research Project

Project/Area Number 09557156
Research InstitutionHOKKAIDO UNIVERSITY

Principal Investigator

大川 昭治  北海道大学, 歯学部, 助手 (40001945)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 宇尾 基宏  北海道大学, 歯学部, 助手 (20242042)
近藤 清一郎  北海道大学, 歯学部, 助教授 (80018431)
亘理 文夫  北海道大学, 歯学部, 教授 (70158682)
Keywords泥しょう鋳込法 / スリップキャスティング / チタン / 歯科補綴物 / 焼結 / 焼結体
Research Abstract

本研究では、歯科補綴物として、泥しょう鋳込成形したチタン粉を鋳型ごと焼結することを試みた。(A)45%Al_2O_3-45%BaCO_3-10%Titavest ME、(B)40%Al_2O_3-40%BaCO_3-20%Titavest ME、(C)35%Al_2O_3-35%BaCO_3-30%Titavest MEの三種類の組成の鋳型材を造り、熱膨張率を測定した。ここでTitavest MEは、市販チタン鋳造用鋳型材であり、本研究の鋳型材では、結合材の役割を果たしている。熱膨張率は、1125℃において、(A)は12.4%、(B)は10.6%、(C)は8.0%を示した。プラスチック製支台歯模型と金属製円筒を用いて、クラウン型のワックスパターンを作製し、試作鋳型材で埋没した。硬化した鋳型材を電気炉で加熱して、ワックスを焼却して、膨張を起こさせるため、1125℃で30分間加熱して炉冷した。泥しょうの組成は、チタン粉末73.61%、水26.01%、アルギン酸ソーダ0.38%で、泥しょうのPHは4.60とした。歯科用バネ式遠心鋳造機で、先の鋳型に泥しょうを鋳込んだ。乾燥後、成形体を鋳型に置いたまま、電気炉に入れ、真空中、1100℃で3時間、焼結し炉冷した。クラウン焼結体を、支台歯模型に試適して、歯頚部の浮き上がり量を測定した。チタン焼結体は鋳型材(A)と反応して、表面に殻を形成した。浮き上がり量は、鋳型材(A)、(B)、(C)の場合について、それぞれ1,425μ、229μ、107μであった。鋳型材(A)は熱膨張率が最大であったが、焼結体の適合は最も悪かった。遠心力による鋳込み成形では、鋳込み条件により、鋳込み欠陥が見られたので、さらに検討が必要である。また、焼結雰囲気の改善も求められる。

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Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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