1998 Fiscal Year Annual Research Report
実験と観察の融合に基づく統計的データ解析過程の研究
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09558024
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
後藤 昌司 大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 教授 (00273615)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂本 亘 大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 助手 (70304029)
上坂 浩之 日本イーライ・リリー(株), 医学・科学部門・臨床開発部・臨床統計室, 室長
田子 精男 金沢大学, 理学部・計算科学科, 教授 (80303254)
越智 義道 大分大学, 工学部・知能情報システム工学科, 助教授 (60185618)
白旗 慎吾 大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 教授 (10037294)
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Keywords | 観察研究 / メタ・アナリシス / 交互作用 / CART / 偏り / データ省察 / 既存対照 / データ・マイニング |
Research Abstract |
昨年度にひき続き,観察研究における計画,遂行,データ解析,評価(提示)の過程における諸種の接近法の研究を行った. ・ 「国際標準化」の流れに沿い,医療品の臨床評価場面で注目を集めているエンドポイントの選定と評価から,生存時間研究に的を絞り,なかでもニーズの高い「比例ハザード・モデル」の調整の諸法を研究した.通常の方向が,すべての個体(患者)に一律に構造だけの調整・適応をはかるのに対して,個体の特徴ごとに層化調整を入れる退化調整モデルを提案し,その性能を評価した. ・ 国際連携に基づく臨床試験(bridging study)のニーズに対応して,その基盤となる薬物動態の統計数理に着目し,とくに薬力学(pharmacodynamlics)の観点から用量反応関係の推測法,および悉無反応のデータ適応型接近法に基づく推測法を研究した.さらに,医薬品の便益・コスト関係の評価にも適用が期待されているFiellerの方式についても検討を加え,新しい観点からの推測法を提示した. ・ Bayes流接近法からも観察研究の諸種の主題に検討を加え,とくに,正確推測法でのGibbsサンプリング方式の有用性を評価した. 昨年度と同様に,分担者・越智を責任者として,平成10年10月に大分市で観察研究における「統計的データ解析過程の諸問題と方法」に関する研究集会をもち,上記の研究成果をはじめ,今後の課題について,議論を深め,研究者(分担者)相互の意思の疎通をはかった.
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Goto,M.& Sugimoto,T.: "Adjustment of the proportional hazard model via characterics of cases." The 52nd Session of the International Statistical Institute. 発表予定. (1999)
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[Publications] Hamasaki,T.& Goto,M.: "Some trasformation models for ordered categorical data and their applications." Statisitics in Medicine. 発表予定. (1999)
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[Publications] Kawai,N.& Goto,M.: "Relative performance of data-adaptive transformation for quantal response dara." Proceeding of Spring Conference of Korean Statistical Society. 1(2). 105-107 (1998)
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[Publications] Kuribayashi,K.& Goto,M.: "Gibbs sampling approach for exact conditional inference." Conference Papers of 3rd Conference on Statistical Computing of the Asian Regional Section.3(2). 289-298 (1998)
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[Publications] 馬場光正・後藤昌司: "用量・反応関係の推定" 日本計算機統計学会・第12回シンポジウム論文集. 12(1). 121-124 (1998)
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[Publications] 杉本知之・後藤昌司: "生存時間解析における退化調整モデル" 日本計算機統計学会・第12回シンポジウム論文集. 12(1). 137-140 (1998)