1999 Fiscal Year Annual Research Report
プロセッサ間通信機能をオンチップ化したメッセージフロープロセッサの試作
Project/Area Number |
09558031
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Research Institution | KYOTO INSTITUTE OF TECHNOLOGY |
Principal Investigator |
柴山 潔 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 教授 (70127091)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中田 登志之 日本電気株式会社, C&Cメディア研究所, 研究部長
新実 治男 京都産業大学, 工学部, 教授 (40144331)
平田 博章 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 助教授 (90273549)
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Keywords | メッセージフロー / オンチップ / プロセッサ間通信 / コンピュータアーキテクチャ / スレッド / 計算モデル |
Research Abstract |
(1)メッセージフロープロセッサを搭載したボードコンピュータの実装 昨年度の成果であるプロセッサ間通信機能をオンチップ化したメッセージフロープロセッサチップを,同じく昨年度に設計したボードコンピュータのプロセッサ部品として,適用した.また,ハードウェア機構と基本ソフトウェア機能(OSとコンパイラ)とのトレードオフの改善度を評価するために,基本ソフトウェアまでも含めたボードコンピュータシステムを設計・評価した.この際,このメッセージフロープロセッサによるOS/コンパイラのハードウェアアーキテクチャ支援機能について特に評価することが必要であるとの知見を得た. (2)ボードコンピュータを用いたメッセージフロープロセッサの実際的評価 昨年度に設計したボードコンピュータアーキテクチャの実際の応用への適用性を実際に評価し,試作したメッセージフロープロセッサチッブの実用化価値について定量的な評価を加えた.特に,研究分担者の蓄積された研究成果がある図形/画像処理や科学技術計算,さらには,記号処理や人工知能(AI)まで応用範囲を広げて,試作したプロセッサチップの並列/分散処理コンピュ一タシステムヘの問題適応能力を実用性の面から評価した.
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[Publications] 平田 博章: "マルチスレッドプロセッサおよび1チップマルチプロセッサのための命令キャッシュ構成・命令フェッチ方式の性能評価"電子情報通信学会・論文誌. J81-D-I,5. 718-727 (1998)
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[Publications] 布目 淳: "時間的負荷変化量を考慮した超並列計算機向き動的負荷分散方式"電子情報通信学会・技術研究報告. CPSY-98-70. 73-80 (1998)
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[Publications] 本河 俊樹: "再帰的データ構造を対象としたループの並列投機実行方式"情報処理学会・研究報告. ARC-136-1. 1-6 (2000)
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[Publications] 天津 克秀: "分散メモリ型並列計算機向きスレッドスケジューリング方式"電子情報通信学会・論文誌. J80-D-1,7. 615-623 (1997)
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[Publications] 野中 恵三: "並列処理による重力多体問題の解法の高速化"情報処理学会・研究報告(HOKKE-97論文集). HPC-65-8. 39-44 (1997)
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[Publications] 柴山 潔: "コンピュータアーキテクチャ"オーム社. 413 (1997)