1998 Fiscal Year Annual Research Report
内視鏡手術シミュレーションシステムの操作手法及び操作装置の開発に関する研究
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09558033
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
齋藤 豊文 名古屋大学, 難処理人工物研究センター, 助教授 (40235057)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森 健策 名古屋大学, 工学研究科, 助手 (10293664)
清水 昭伸 名古屋大学, 工学研究科, 助手 (80262880)
末永 康仁 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (60293643)
鳥脇 純一郎 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (30023138)
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Keywords | 3次元画像処理 / 手術シミュレーション / 仮想化内視鏡 / コンピュータグラフィックス / バーチャルリアリティ / 弾性モデル / 人体ナビゲーション / 医用画像 |
Research Abstract |
本研究の目的は上記の内視鏡手術シミュレーションシステムの開発である。このシステムは手術計画立案、教育、患者への説明、等に利用可能なものを目指す。本年度は、平成9年度に開発した個別手法を統合して仮想化内視鏡システムに組み込んだ。 (1) 対話型切出し手順の開発 自動抽出のみで全ての臓器、病変部を抽出することは困難なため、対話型の切出し手法を開発した。各種の表示法において操作者の意図していると考えられる注目画素を指定可能となった。また、力覚フィードバックデバイスを用いて3次元画像を直接探索、操作する手法について検討をおこなった。 (2) 臓器変形及び反力計算手法の開発 モデル化された臓器への操作に対する変形のリアルタイム性を重視した計算手法の開発、および、他の手法との比較検討を行なった。 (3) 操作手順の記録 仮想化内視鏡システムにおいて各種の操作や移動経路を記録しておく機能を付加した。 (4) 3次元入出力デバイスを用いた操作 3次元位置入出力デバイスを仮想化内視鏡システムに接続し、デバイスの操作性、使用感を検証した。
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[Publications] 遠藤,知彦: "肋骨の形状情報を利用した3次元胸部X線CT像からの肺野領域自動抽出" 電子情報通信学会論文誌. J81-D-II,6. 1429-1438 (1998)
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[Publications] 船橋,健司: "3次元仮想空間における仮想手による物体操作モデルとー実現法" 電子詳報通信学会論文誌. J81-D-II,5. 822-831 (1998)
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[Publications] SAITO,Toyofumi: "Knouledge Discovery through the Navigation Inside the Human Body" Lecture Notes in Artificial Inteligence. 1532. 449-450 (1998)