1997 Fiscal Year Annual Research Report
ホログラフィ的手法によるMR画像の実時間再構成システムの開発
Project/Area Number |
09558112
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Research Institution | Utsunomiya University |
Principal Investigator |
山田 芳文 宇都宮大学, 工学部, 教授 (70005429)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 聡志 宇都宮大学, 工学部, 助手 (80261816)
上村 佳嗣 宇都宮大学, 工学部, 助教授 (20233950)
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Keywords | 磁気共鳴映像法 / MRI / 光学情報処理 / ホログラフィ |
Research Abstract |
1. 既存のプロトタイプNMRフレネル変換映像法システムに於てデータ収集、データ転送制御のコンピュータ化のため、CAMACデータ収録システムを導入して整備を行い、映像法システム運転の大幅な省力化、実験の効率化を図った。その結果、システム運転の能率化が基本的にほぼ達成された。 2. ホログラフィでは立体映像の再生が可能であるが、フレネル変換映像法に於ても空間情報をエンコードする特徴磁場形状に工夫を凝らせば二次元的走査で三次元立体映像再成の可能性がある。そこでこのような目的のための、NMRフレネル変換映像法の特徴磁場形状について検討を行い、二次元的走査によっても不完全ではあるが、三次元像の再生が可能なことを数値的シュミレーションによって明らかにした。 3. 三次元フレネル変換映像法のデータを高速に高精細液晶パネルに転送し、実時間で動画像として三次元物体断層像を再生する、数値的データならびに実験データを用いたシュミレーション実験を行い、三次元像の実時間再構成が可能であることを確かめた。 4. 今年度の結果を踏まえて次年度には映像装置からのデータ収集、光学映像再生システムへのデータ転送制御系を一体化し、実時間NMR映像再構成システムの実現を目指したい。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Yoshifumi Yamada: "Optical reconstruction of NMR images in 3D Fresnel transform technique" Magn.Reson.Materials in Phys.Biol.Medicine. 5・2. 170-170 (1997)
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[Publications] 伊藤聡志: "ホログラムの立体情報記録原理を利用したNMRフレネル変換映像法" 1998年電子情報通信学会総合大会講演論文集. (発表予定). (1998)