1997 Fiscal Year Annual Research Report
カスタム集積回路を用いた埋め込み形機能的電気刺激装置の開発
Project/Area Number |
09558113
|
Research Institution | Saitama University |
Principal Investigator |
高橋 幸郎 埼玉大学, 工学部, 教授 (10124596)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石川 清一 日本電気(株), 医療機器事業部, 課長
半田 康延 東北大学, 医学部, 教授 (00111790)
星宮 望 東北大学, 工学部, 教授 (50005394)
|
Keywords | 機能的電気刺激 / カスタム集積回路 / 運動機能再建 / 埋め込み装置 / FES / 体外電力供給 / FPGA |
Research Abstract |
埋め込み形機能的電気刺激装置(FES)による運動機能再建法を実用化するための研究として以下の成果が得られた。 1)刺激用電子回路をFPGA(Field Programmable Gate Array),MCM(Multi-Chip Module)により構成し、伝送コイル、電極用コネクタと共にパッケージングしたプロトタイプの埋め込み装置を完成した。 2)ヒツジを用いた動物実験より、電力伝送、刺激出力とも良好であることが確認された。また7ヶ月以上の長期埋め込みに対しても動作に支障は見られなかった。 3)埋め込み装置への体外からの信号伝送の信頼性を向上するために埋め込み装置の信号処理部に受信信号の誤り訂正機能を組み入れた。これにより、刺激システムの信頼性を高めることができた。 4)埋め込み装置用の集積回路設計のために、ワークステーションを導入し、自動設計ソフトによる回路、レイアウト設計を開始した。 5)埋め込まれた刺激電極の経時変化の評価として、周波数が、20Hz〜10kHzの範囲での電極インピーダンス特性から判定する方法を用いた。これにより電極の断線、移動、接触不良が推定可能となった。
|
Research Products
(2 results)