1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09595003
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
尾坂 明義 岡山大学, 工学部, 教授 (20033409)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
黒田 一幸 早稲田大学, 理工学部, 教授 (90130872)
小久保 正 京都大学, 大学院・工学研究科, 教授 (30027049)
河本 邦仁 名古屋大学, 大学院・工学研究科, 教授 (30133094)
山下 仁大 東京医科歯科大学, 医用器材研究所, 教授 (70174670)
遠藤 忠 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (30176797)
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Keywords | バイオミメティック / 微細構造モデル / テンプレート / 合成プロセス / 自己組織膜 / ソフトケミカル / セラミックス |
Research Abstract |
植物や動物の組織を構成する材料は,すべてが高分子-高分子または高分子-セラミックス質の複合体で,しかもそれらは既存のセラミックス合成プロセスとは全く異なる常温・常圧の"ソフトケミカル"な条件下で合成されている。このような生体構造を模倣した(バイオミメティック・あるいはバイオインスパイア-ド)組織を有する各種の複合化セラミックス材料の合成・構築を目指し,下記の4項目についてどのような可能性があるのか等に関して,まず17名の班員による組織的な事前調査と研究企画を進めた。 1.生体組織の微細構造のモデル化と解析に関する研究企画調査 2.生体模倣微細構造体の設計と合成に関する研究企画調査 3.生体模倣テンプレートを用いた微細構造制御に関する研究企画調査 4.生体模倣構造体の新しい合成プロセスとその展開に関する研究企画調査 その結果,多くの新奇なアイデアや検討の試みが提案された。これらはバイオミメティックセラミックスの有機的・系統的な検討遂行を目的とした特定の総合的・重点的研究を企画するために用いられる。
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