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1998 Fiscal Year Annual Research Report

ジェスチャー入力と複合音フィードバックによるインタフェースの実験的分析

Research Project

Project/Area Number 09610071
Research InstitutionMusashino Womens' University

Principal Investigator

浜野 隆  武蔵野女子大学, 現代社会学部, 講師 (00262288)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 楠見 孝  東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 助教授 (70195444)
Keywordsユーザインタフェース / ジェスチャー / 聴覚
Research Abstract

本研究の目的は,昨年度からの継続研究として,第一に,聴覚的フィードバックと動作的インタフェースを組み合わせたシステムを構築し,心理実験に基づいて,その学習過程と操作性を検討し,第二に,応用研究として,視覚障害者も利用可能なシステムを構築し,ユーザビリティ評価をおこない,その設計指針を検討した.
第1研究では,(a)大学生の被験者を用いて,聴覚調整課題を用いて,弁別可能な複合音を測定し,最適なフィードバック音を同定した.さらに,(b)そのフェードバック音を体系的に用いて,迷路探索課題を行い,操作時間,操作性評定,メンタルモデル評価をおこない,その有効性を見いだすことができた.また,トラックボールを用いたジェスチャ入力で操作可能なデータベースシステムを構築し,ユーザビリティ評価実験をおこなった.その結果,ジェスチャ入力は,マウスやキイ入力に比べて,操作性に優れていることを見いだした.
第2研究では,視覚障害者が利用可能な聴覚インタフェースに基づく,メールシステムを構築した.このシステムでは,ウィンドウ上のテキストやメニューなどの視覚情報を聴覚情報に変換するものである.健常者と視覚障害者を被験者に用いて,ユーザビリティ評価をおこなった.その結果,音声情報に基づいてメール機能を容易に操作できるようにするためには,第一に,最初に覚えることを少なくするために,メニューツリーを2階層以下にすること,第二に,ヘルプを聴覚的に与えることが重要であることが明らかになった.
今後も,視覚障害者にも利用可能な機器を構築するために,ジェスチャ入力と聴覚的フィードバックの最適な組み合わせを検討していく必要がある.

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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