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1998 Fiscal Year Annual Research Report

教師のリーダーシップ・トレーニング技法の開発

Research Project

Project/Area Number 09610134
Research InstitutionFukuoka Prefectural University

Principal Investigator

橋口 捷久  福岡県立大学, 人間社会学部, 教授 (00037045)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 上野 行良  福岡県立大学, 人間社会学部, 助教授 (80265016)
Keywords教師のリーダーシップ / リーダーシップ・トレーニング / PM理論 / スクール・モラール / 集団決定 / 自己評価 / 他者評価 / ストレス
Research Abstract

本研究は,学級担任教師のリーダーシップを強化するリーダーシップ・トレーニング技法の開発を目的とする実践的研究である.本研究は3カ年計画の2年度として次のような研究を実施した.
小学校の学級担任教師のリーダーシップ・トレーニング技法の開発のために,福岡県田川市の教育委員会の協力を得て,学級のグループ・ダイナミックスと当該学級の担任教師のリーダーシップを把握する調査を実施した.第1回調査は,平成10年6月中旬に,4小学校の4〜6年の児童(10学級,310名)を対象に実施した.調査内容は,担任教師のリーダーシップ行動(20項目)とスクール・モラール(22項目),自己イメージ,教師のストレス,児童のストレス,ストレッサー等である.教師のリーダーシップ測定項目は,三隅・吉崎・篠原(1977)のPM測定項目を準用した.スクール・モラール項目は,学校に対する態度,学級連帯性,学習意欲,学級雰囲気等である.P,M2因子を組み合わせた4タイプ(PM,M,P,pm)とスクール・モラールとの関係は,従来のPM研究と一致して,スクール・モラール4因子とも,リーダーシップの効果性は,PM>M>P>pmの順位であった.PMタイプとストレス,ストレッサーの関係は,予想通りPM>M>P>=pmという結果であった.この関係は非常に強く,数量化理論第III類のパタン分類においても,はっきりと確認された.
これらの結果を基礎として7名の教師を参加者として,8月6日に1日コースのリーダーシップ・トレーニングを実施した.内容は,講義,学級分析,自己分析,集団討議,相互評価,行動目標決定,集団決定,学級でのリーダーシップ行動実践,実践行動の振り返り等からなる.平成10年9月〜平成11年1月が学級での実践期間である.この間,学級観察等も実施した.
12月初旬に第2回調査を実施し,その結果をトレーニング終了後の平成11年2月初旬にトレーニング効果としてフィードバックした.毎月,リーダーシップ行動の実践,実践行動の振り返りのレポートを課したが,昨年同様いろいろな年間行事と重なり,思うようなトレーニングができなかった.教師は本当にいそがしいようである.平成11年度は,これらの点を留意して,研究を実施する.

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Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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